亀田興毅、5.5ポンサクレック戦の前日計量「魂をぶつける試合を」バンタム級6回戦で対決

　ボクシングの元世界3階級王者・亀田興毅（31）が、5月5日に行われる元WBC世界フライ級王者ポンサクレック・ウォンジョンカム（40）戦を前に5月4日、前日計量を行い「魂をぶつける試合をしようと思います」と完全燃焼を誓った。試合はバンタム級（53.52キロ以下）6回戦で行われ、レフリーのみ・ジャッジなしのため採点・判定がなく、KOのみで勝敗がつく完全決着ルールで行われる。

　約2年半ぶりにプロボクサーとしてリングに上がる亀田は、リミットピッタリの53.5キロで計量をパス。「いろんなことを思い返しました。明日リングの上で、魂をぶつけるような試合をしようと思います」と意気込みを語った。1試合限りの復帰戦だが、タイのメディアから今後のボクサーとしての活動について改めて質問を受けると「今回トレーニングを積んできて、もっと強くなれるという自信はわきました。いろんな練習方法で強くなれることもわかりました。ただ現時点では、明日の試合をもってボクサー亀田興毅は引退するとしかいいようがないですね」とコメントした。

　協栄ボクシングジムの金平桂一郎会長（52）は、会見で試合形式について説明。「結果としてヘッドギアはなし、グローブは10オンス、ラウンド数は6になりました。公式戦でぜひ8ラウンド、8オンスを願っていたのですが、それは叶いませんでした。それでも本当に実戦に近いというか実戦ですし、そこにあるのは男同士の殴り合い。ヘッドギアなしは異例ですし、10オンスでも十分に倒れる。私は（結果が）ノックアウトになると思っています」と、非公式戦ながら真剣勝負であることを強調した。また、「（試合形式が）興毅本人にとっては、少し不本意であると思いますし、本人の気持ちを代弁する形で、そう思っています」と付け加えた。

　試合の模様はAbemaTVで生中継される。

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