亀田興毅VSポンサクレックの“初対決”は、なんと16年前だった! ボクシングの元世界3階級王者・亀田興毅と元WBC世界フライ級王者ポンサクレック・ウォンジョンカム(40)の試合が5月5日に行われるが、この試合について父・史郎氏(52)はAbemaTVのスポーツドキュメンタリー番組「ラスト亀田興毅~最後の現役復帰~」内で、「中学でグローブを交えた」と、対戦した過去があると明かした。

ポンサクレックといえば「日本人キラー」として名を馳せ、興毅とも2010年3月に対戦。当時WBC世界フライ級王者だった興毅を判定で下し、プロ初黒星をつけた相手として知られている。この試合を契機に興毅、さらには亀田家全体の歯車がずれ始めることになったが、2人の因縁は今から16年前、プロでの対決から見ても8年前から続いていた。
興毅とポンサクレックが、初めてリング上で拳を交わしたのは2002年のことだ。グリーンツダジムで練習を重ねていた興毅だが、そこにポンサクレックがやってきた。同ジムに所属していた元日本ライトフライ級王者・本田秀伸が、当時ポンサクレックの持っていたWBC世界フライ級王座することが決まっており、公開練習を行うことになっていたからだ。
ポンサクレックが行う公開スパーリングの相手を務めた興毅だが、史郎氏によると「(練習後に)ポンサクレックがベルトを見せてやると持って来て。それを(興毅が)パーンって」と拒否したという。ベルトは見るものではなく、腰に巻くもの。中学生ボクサー亀田興毅の心に火がついた瞬間だった。
2人は5日にバンタム級6回戦で、レフリーのみ・ジャッジなしによる採点・判定なしのKO決着ルールで対戦。16年前から続く因縁に、ついにケリがつく。試合の模様はAbemaTVで生中継される。
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