ボクシングの元世界3階級王者・亀田興毅(31)が5月5日、元WBC世界フライ級王者ポンサクレック・ウォンジョンカム(40)とバンタム級6回戦のスペシャルマッチを行い、2ラウンド1分12秒で、豪快なTKO勝ちを収めた。レフリーのみ・ジャッジなしのために採点・判定がない、KOのみの完全決着ルールで行われると、1ラウンドから積極果敢に攻撃。2ラウンド開始直後、強烈な左ストレートでポンサクレックを打ち抜いた。

即座にコーナーポストに駆け上がると「しゃー、こら!」と大きな声で叫び、プロ初黒星を喫した因縁の相手と決着をつけた。リングサイドで解説していた元WBA世界ミドル級王者・竹原慎二氏は、「今までは亀みたいなガードでしたが、今日に限ってはリードパンチがよく出ていた」と評価していた。
試合後、亀田興毅は「どんなもんじゃい!」と声を張ると「最後の最後で、昔に負けたポンサクレック相手に、こういう形で決着つけられた。この試合を引き受けてくれたことに感謝します」と、笑顔で語っていた。
(C)AbemaTV

