来年の参院選、そして国会会期末での解散も見据え、安倍政権に代わるもう一つの選択肢を作ることを目指す新党「国民民主党」(略称:国民党)を結成される。合流する民進党と希望の党の議員数を単純に足すと107人となり、立憲民主党を上回る野党第2党になる計算だが、実は約4割の議員が加わらないという、"苦難の船出"となりそうだ。
 民進党の大物議員たちからは「20年間やってきた結果がこれかと思うと無念でならない」(岡田克也元代表)、「国会がこんな時に新党協議にうつつを抜かすようなリーダーは、センスないよね」(安住淳元代表代行)、と不参加表明が相次いでいる。2人の他、玄葉光一郎元外務大臣らは参加せず無所属となり、立憲民主党と新党をつなぐ役割を果たすとしている。