
「タクシーが無料で利用できるようになる?」と、ネット上で話題を呼んでいる。これは福岡市のベンチャー企業「nommoc」が企画したもの。来年3月から福岡市内でサービス提供予定で、専用アプリでタクシーを配車するだけで、無料で目的地まで行けるというものだ。
無料になる秘密が広告だ。この配車アプリに入力された年齢・性別・趣味などをAIが分析、スポンサーの意向に沿った利用者に向けた広告が車内に流れる仕組みだ。
考案したnommoc代表取締役社長の吉田拓巳氏は1995年生まれの22歳。15歳の時に映像演出の会社を設立し、日本最年少起業家と話題を呼んだ。nommocは、今年4月に新たに起業した。「無料タクシーと呼んでいただいているが、正確にはスマートアプリを使った無料の配車サービス。リアルの場を使ったターゲティング広告の可能性はこれからどんどん上がる」と話す。
今後、クラウドファンディングで5000万円を集めるのが目標だ。「ありがたいことにすごく反響をいただいていて、なんとかやれるのでは」。気になる東京での運用については「福岡は比較的小さい街だが、東京は大きい。距離感についても検証が必要だ。広告単価は上がっていくと思うので、可能性はある」との見通しを示した。(AbemaTV/『AbemaPrime』より)


