ボクシング元世界3階級王者の亀田興毅(31)が、弟で元WBO世界バンタム級王者の亀田和毅(26)について、「早く世界戦をやらないと賞味期限が切れる」と、早い時期での世界戦実現を希望した。

興毅は5月12日にAbemaTVのスポーツドキュメンタリー「ラスト亀田興毅」の最終回に出演。5月5日に和毅が行った試合について、フルマークでの判定勝利ながら「こういう試合は卒業。もうちょっと緊張感がある試合をしないと、和毅自身が腐ってしまう」とコメントした。
5日の試合はWBAスーパーバンタム級王者ダニエル・ローマンをはじめ、同階級の4団体のチャンピオンへの挑戦を前にした前哨戦だったが、試合は序盤から一方的な展開に。「スピードがあるし、引き出しも多い。テクニックがある。課題と言われても、このレベルの相手だと課題が見えてこない。一方的に打ち込んでいるだけ」と、世界チャンピオンクラスと対戦しないと、和毅の成長につながらないと指摘した。
和毅自身も試合翌日の会見で「次は世界戦。4団体のチャンピオン誰でもいい」と語っていたが、興毅も「早くやった方がいい。ここでやらないと賞味期限が切れる。やれば、また和毅はベルトを巻くと思いますよ」と、3階級の興毅、2階級の大毅に続く「3兄弟での世界2階級制覇」という偉業に期待を寄せていた。
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