AbemaTVのeスポーツ賞金番組、「賞金首」がリニューアルして再開だ。3月に放送された同番組が、賞金額が10万円から100万円へと大幅アップ。「リーグ・オブ・レジェンド」編で挑戦者を迎え撃つ賞金首は、プロゲーマーのraizinと、プロチーム所属ストリーマーのかべお、スタンミの3人だ。今回、その賞金首の面々に、独占インタビューを行った。果たして100万円の前に立ちふさがる3人とはどのような凄腕プレイヤーたちなのだろうか?

――100万円を賭けての勝負というのはどんなお気持ちなんでしょうか?
raizin 自分が大将なので、負けたら賞金を持って行かれるという状況はかなり緊張しますね。
かべお 賞金がかかってる以上負けられないというのがあるので、自分はテンションが上がりますし、集中できる気がします。
スタンミ 先鋒の自分で、全員倒すつもりです。「賞金首」というお金が出る番組が作られるということ自体、本当にeスポーツが盛り上がって来てるというのを感じますね。
――賞金首に選ばれたときのお気持ちは?
raizin リニューアル前の「賞金首」に出ないかと声をかけていただいたときは、少しバタバタしてて調整とかしてなかったんですよ(笑)今回は事前に練習を積み重ねているので、以前よりも手ごわいと思いますよ(笑)
スタンミ ストリーマーとしての自分のスタイルは、「賞金首」という番組に出場する選手として合っているのかな? 正直、自分でいいのかなと思いました(笑)
かべお 連絡があったときは、純粋に楽しそうだな、出てみたいなと思いました。
――リニューアル前の「賞金首」に出られたときはいかがでしたか?
かべお そのときもやっぱり楽しかったですね。
raizin 前回は、すごく強い方が挑戦者にいたんですよ(笑)
スタンミ 確実に僕よりも強い相手でした(笑)
raizin これはやばいと思っていたら、スタンミ君が勝ったんです。
スタンミ まさかの勝利でした。僕は今まで、その人にはほとんど勝ったことがなかったんです(笑)
raizin 自分ならなんとか勝てるかもしれないくらい強い相手でした。でも、会場に来ると、場慣れしていないと滅茶苦茶緊張するんです。
スタンミ その点では有利だったのかなと思います。家でリラックスした状態で戦っていたら、かなりまずかったですね。
――「賞金首」では強さ以外にも観客慣れという重要な要素があるんですね。
raizin 人に見られながらプレイするという環境は普段はないじゃないですか。一昔前であれば、格闘ゲームはゲームセンターでギャラリーに見られながら戦うということもあったと思います。でも、PCゲームは家で1人でやるものですから、慣れている人と慣れていない人の違いは大きいですねね。
かべお 家で1人でやるのと、人に見られながらやるのは全然違うんですよ。
スタンミ 甲子園には魔物がいるのと同じ現象です。
raizin 特にテレビで放送されるので、かなり緊張している人はいましたね。
かべお 自分は勝ったときの気持ちが前面に出るので、見られるのは好きなタイプです(笑)
スタンミ 人によって向き不向きはありますよ。
raizin 観客の視線が集まったときに感じるパワーは、かなりすごいです。今回は人に見られることに慣れているメンバーが集められているので、その点では心強いです。
賞金を獲得するためには実力以外の要素も重要になってくるようだ。果たして賞金首を打ち倒し、100万円を手にする強者が現われるのか。それとも賞金首たちが実力を見せつけ返り討ちにするのか、注目だ。

