【写真・画像】BiSH(ビッシュ)のメンバープロフィールを紹介 オーディション、グループ名の由来、代表曲も 1枚目

 2015年1月14日に結成され、2023年6月29日まで活動していたガールズグループ「BiSH」。2025年のNHK紅白歌合戦には元メンバーのアイナ・ジ・エンドさんの初出場が決定するなど、解散後も個々で活躍を続ける彼女たちについて紹介します。

目次

  • BiSHとは?
  • グループ名の由来
  • 公式ファンネーム
  • BiSHメンバーのプロフィール
  • アイナ・ジ・エンド
  • セントチヒロ・チッチ
  • モモコグミカンパニー
  • ハシヤスメ・アツコ
  • リンリン
  • アユニ・D
  • BiSHの旧メンバー
  • BiSHの主なリリース曲
  • BiSHの公式SNSなど

BiSHとは?

 かつてアイドルシーンに衝撃を与えたグループ「BiS」を手がけたプロデューサー・渡辺淳之介氏が、「BiSをもう一度始める」という決意のもと、2015年に始動させたのが、ガールズグループ「BiSH」です。彼女たちは「楽器を持たないパンクバンド」という既存の枠組みに捉われない肩書きを掲げ、エモーショナルな楽曲と魂を削るようなパフォーマンスで、従来のアイドル像を覆す唯一無二の存在として熱狂的な支持を集めました。

 2015年1月に開催されたオーディションを経て、同年5月にアルバム『Brand-new idol SHiT』でインディーズデビュー。結成当初は過激なプロモーションが話題を呼びましたが、次第に松隈ケンタ氏が生み出す重厚なロックサウンドと、メンバーのアイナ・ジ・エンドさんが自ら振り付けを担当する独創的なステージングが、音楽業界全体から高く評価されるようになります。2016年にはavex traxよりメジャーデビュー。その後、「オーケストラ」や「プロミスザスター」といった名曲を次々と世に送り出し、日本武道館や幕張メッセでの単独公演を成功させるなど、名実ともにトップアーティストへと登り詰めました。

 人気絶頂の最中にあった2021年12月、日本テレビ系「スッキリ」の生放送にて、2023年をもっての解散を電撃発表し、世間を驚かせました。そして2023年6月29日、夢の舞台であった東京ドームでのラストライブ「Bye-Bye Show for Never」をもって、約8年にわたる激動の活動に幕を閉じました。解散した現在も、メンバーたちはソロアーティスト、俳優、タレントとしてそれぞれの道を歩み、今なお多方面で輝き続けています。

グループ名の由来

 BiSHは、「Brand-new idol SHiT」(新生クソアイドル)を略したもの。

公式ファンネーム

 公式ファンネームは「清掃員」。前身であるBiSがファンのことを「研究員」と呼んでいたため、それに倣って付けられています。

BiSHメンバーのプロフィール

 ここからは、BiSHの最終メンバー6人のプロフィールを紹介します。

アイナ・ジ・エンド

 
  • 担当: おくりびと

  • 生年月日: 12月27日

  • 出身地: 大阪府

  • メンバーカラー: レッド(※公式ペンライトカラー)

  • 主な役割: ダンス振り付け、メインボーカル

 唯一無二のハスキーボイスを持つ、BiSHの表現力の核。結成時からほぼ全楽曲の振り付けを独学で担当し、感情を爆発させるようなステージングでグループを牽引しました。元々ソロのダンサーやバックボーカルとして活動していましたが、オーディションを経てBiSHに加入。圧倒的な歌唱力は音楽業界内でも高く評価され、亀田誠治氏ら数多くのプロデューサーから指名を受けるなど、ソロアーティストとしても確固たる地位を築いています。愛称は「アイナ」。

セントチヒロ・チッチ

 
  • 担当: 見た目は真面目、中身は悪女 これでも彼氏は2人まで

  • 生年月日: 5月8日

  • 出身地: 東京都(八王子市)

  • メンバーカラー: ブルー

  • 主な役割: リーダー(キャプテン)、メインボーカル

 グループの顔として、とした歌声で楽曲を支えた実質的なリーダー。各メンバーが強烈な個性を放つなか、芯の通ったパフォーマンスを貫きました。過去には「強がりセンセーション」というグループで活動していた経験があり、その高いプロ意識でメンバーを鼓舞し続けました。カレーと猫、そして銀BOYZをこよなく愛するロックな一面も。現在は「CENT」名義での音楽活動やタレント活動など、マルチな才能を発揮しています。愛称は「チッチ」。

モモコグミカンパニー

 
  • 担当: あまのじゃく

  • 生年月日: 9月4日

  • 出身地: 東京都

  • メンバーカラー: イエロー

  • 主な役割: 作詞

 結成時から在籍するオリジナルメンバーであり、最も多くの楽曲で作詞を手がけた「BiSHの言葉」を象徴する存在。当初はダンスや歌に未経験でしたが、知性と文学的な感性を武器に、等身大で哲学的な歌詞を量産し、多くのファンの共感を呼びました。国際基督教大学(ICU)卒業という経歴を持ち、活動中からエッセイを執筆するなど文筆家としても活動。解散後は作家・タレントとして事務所「ワタナベエンターテインメント」へ移籍し、小説家としてもデビューを果たしました。愛称は「モモコ」。

ハシヤスメ・アツコ

  • 担当: メガネ

  • 生年月日: 9月27日

  • 出身地: 福岡県

  • メンバーカラー: パープル

  • 主な役割: コント演出、ムードメーカー

 2015年8月に加入。トレードマークのメガネは「体の一部」であり、外すとクビという設定を守り続けました。ライブ中のコントコーナーの台本・演出を一手に引き受け、バラエティ担当としてグループに笑いをもたらした功労者。加入前は地下アイドルとしての苦労も経験しており、ステージへの執着心は人一倍。現在はそのトーク力と端正なルックスを活かし、バラエティ番組やドラマなど映像の世界で幅広く活躍しています。愛称は「ハシヤスメ」。

リンリン

 
  • 担当: 無口

  • 生年月日: 3月9日

  • 出身地: 静岡県

  • メンバーカラー: ピンク

  • 主な役割: シャウト、ファッションアイコン

 ハシヤスメと同時に加入。初期は「無口担当」の通り極端に言葉を発しませんでしたが、ライブでは一変してダイブや激しいシャウトを見せるという二面性でファンを驚かせました。独創的なファッションセンスと芸術的な感性を持ち、多くのブランドのモデルを務めるなど、グループのアーティスティックな側面を象徴する存在へ成長。解散後は「MISATO ANDO」と改名し、アートの世界を中心に自由な表現活動を続けています。愛称は「リンリン」。

アユニ・D

 
  • 担当: 僕の妹がこんなに可愛いわけがない

  • 生年月日: 10月12日

  • 出身地: 北海道

  • メンバーカラー: ホワイト

  • 主な役割: ボーカル、最年少メンバー

 2016年8月に最後に加入した最年少メンバー。加入当初は純朴な少女という印象でしたが、活動を通じて歌唱力と表現力が飛躍的に向上し、グループの中核を担うまでに成長しました。その変貌ぶりは「覚醒」と称されるほど。2018年からはソロプロジェクト「PEDRO」を始動させ、ベースを弾きながら歌うスタイルで本格的なロックを追求。解散後もPEDROを軸に、個人の事務所を設立して音楽の道を突き進んでいます。愛称は「アユニ」。

BiSHの旧メンバー

その他、ユカコラブデラックス(2015年4月脱退)、ハグ・ミィ(2016年6月脱退)の2名が過去に在籍していました。

BiSHの主なリリース曲

「オーケストラ」(BiSHの名を一躍全国に広めた​代表曲)

メジャー1stアルバム『KiLLER BiSH』に収録された、グループ屈指の人気曲です。それまでの過激なイメージを覆すような、壮大でドラマチックなストリングスアレンジが特徴です。アイナ・ジ・エンドさんの切なくも力強いハスキーボイスと、セントチヒロ・チッチさんの透明感のある歌声が重なり合うサビは、聴く者の心を強く揺さぶります。

「プロミスザスター」(「楽器を持たないパンクバンド」のイメージを決定づけた名曲)

2017年にリリースされたメジャー2ndシングル。アップテンポで疾走感あふれるロックサウンドに乗せて、「震える手で掴んだ」という泥臭くも前向きな意志が歌われます。サビで6人が一斉に指を天に突き上げる振り付けは、彼女たちの「約束」を象徴する名シーンとされています。

「Bye-Bye Show」(「吉井和哉(THE YELLOW MONKEY)が贈った、最高の別れ)

2023年3月にリリースされた、解散前最後のシングル。THE YELLOW MONKEYの吉井和哉氏が楽曲提供・プロデュースを務めました。イエモンのメンバーが演奏に参加した、重厚なグラムロック歌謡で、歌詞には「ほらこんなに小さなi(愛)が大きくなった」という、BiSH(グループ名の表記に含まれる『i』)の歴史を全肯定するフレーズが含まれており、8年間の集大成にふさわしい温かさと寂しさが同居しています。

BiSHの公式SNSなど

公式サイト:https://www.bish.tokyo/

公式X:https://x.com/bishidol

公式YouTube:https://www.youtube.com/@BiSH_official