声優の梶裕貴さんが17日、初の著書『いつかすべてが君の力になる』の発売を記念し、都内でお渡し会を開催した。メディア向けの取材会では「最後はもう終わらないんじゃないかと思いながら書いていた」とコメントし、発売の喜びを語った。
 著書の中では思春期を振り返り、父との葛藤を明かしている梶さん。「最近なかなか(実家に)帰ってないのですが、本は購入してくれたみたいで。本で紹介したことをきっかけに親子の会話が増えればいいなと思っています(笑)」とコメント。「固い教則本であったり、声優人生を振り返って……みたいな話だったら、僕はお受けできていなかったと思う。僕が声優になりたいと思ったのが14歳だったのですが、今の自分だからこそ中高生たちに伝えられるものがあるんじゃないかと思っています。夢を追いかけて頑張っている中高生や、夢を探している子たちに何か届けられたらいいなと考えています」と明かした。