ソフトバンクホークス(旧ダイエーホークス)で最多勝3回、沢村賞2回に輝き、現在は野球解説者として活躍する斉藤和巳氏(40)が、現役時代に最も苦手とした打者について言及。その名前は“ガッツ”の愛称で親しまれ、現在は中日の2軍監督を務める小笠原道大氏(44)だった。

 日本ハムや巨人、さらに中日で計19年の現役生活を送り、通算2120安打、378本塁打を記録した小笠原氏は、言わずと知れたスラッガー。5月19日、AbemaTVの東京六大学野球 2018春季リーグ戦の中継に解説として登場した斉藤氏は、肌で感じたその凄さを次のように語った。

 「マウンドで対戦を重ねるごとに変化、進化を遂げている。常に研究されている感覚があり、シーズンを通して一度として同じ攻め方が使えなかった。年々、対戦打率も悪くなり、最後の方は『当たって砕けろ』という心境だった。常に考えさせられ、成長させていただける貴重な存在でもあった」

 小笠原氏の代名詞だった「フルスイング」については「現在活躍しているソフトバンク・柳田悠岐選手(29)や西武の森友哉選手(22)のフルスイングも確かに凄い。それでも小笠原氏のフルスイングはコンパクトでフォローが大きかった。どのタイミング、どのコースでもしっかり振って対応されてしまった」と、柳田選手、森選手を引き合いに出し、改めて小笠原氏が好打者であったと振り返っていた。

(C)AbemaTV


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