男塾名物に油風呂があるように、DDT名物には路上プロレスがある。5月25日、AbemaTVの生中継企画として開催された都内の遊園地・としまえんでの路上プロレス。「塊!!男色塾」として男女混合6人タッグ戦の数々が決行された。

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(敵(?)の矢に倒れた赤井の死亡確認をする王大人(趙雲)。あくまでプロレスの一場面である)

としまえんは、昼こそ家族向け遊園地だが、夜は闘士を養成する「闘士磨苑」と化し、そこでは「闘士磨宴大武會」なる闘いが行なわれているという。その覇権を目指す男色ディーノたちに、次々と敵が現れたり二号生、三号生の先輩たちが助けてくれたりと“友情・努力・勝利”な展開だ。

試合形式は男子2名・女子1名のチーム戦。初戦から真琴とカサンドラ宮城が自転車vs台車のレースを繰り広げれば、勝俣瞬馬はマイク・ベイリーに園内の池に落とされる。「筋肉こそ正義!」と言ってはばからない竹下幸之介はアイスリボン の取締役選手代表・藤本つかさを容赦なく投げ捨て、マッド・ポーリーとの闘いでは巨大ハシゴの上からのボディプレスで相手ごとテーブルを破壊。

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(竹下はラダーから凄まじい高さのボディプレスを敢行)

絶叫マシーンでフラフラになる者ありトラックに轢かれる者ありで、もはやとしまえん=闘志磨苑は遊園地でも試合会場でもなく、事故現場にしか思えない有様に。

もちろんネタがネタだけに、選手たちは次々と「死んで」いく(が、後にひょっこり復活)。趙雲子龍が扮した三面拳・雷電も序盤で消えたものの、気がつけばまったく同じ顔の王大人(ワンターレン)として再登場していた。もちろん役割は一つ。どこからか飛んできた矢に刺された赤井沙希の「死亡確認」である。

なんのことか分からない人は分からないなりに激しくもデタラメな闘いが楽しめたはずの、この路上プロレス。最後の闘いではディーノ&カサンドラ&木高イサミが高木三四郎&一般人・澤宗紀&里村明衣子の「変態仙台大社長」と激突した。

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(メリーゴーランドで何かを追うディーノ。しかし当然、追いつけない)

ここでも絶叫マシーン2連続トライ、カサンドラが敵味方関係なくどころか観客にまで炭酸ガスをボンベから噴射と収拾がつかない。そんな中、すでに引退して一般人として参戦のためワイシャツ、ネクタイ、メガネ姿の澤はイサミをターゲットにロングバトル。

「やりすぎくらいがちょうどイイ!」をモットーとする澤。イサミもデスマッチ、ハードコア戦の強者にして野外での闘いで無闇にテンションが上がるタイプだ。かなり長く、急勾配な階段から転げ落ちる危険な場面もあったのだが、しかしなぜか2人とも楽しそうなのだった。

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(路上でグラウンド戦、階段落ちと2人ならではの世界を作り上げた一般人・澤とイサミ)

イサミは高木に対してラダー上からのダブルニードロップ(ギガラダーブレイク)を決め、里村とはハードな打撃戦も。最終的には里村がディーノを下し、勝者にして主役となったが、結末に至るまでには各選手が持ち味を好き放題に出しまくったと言っていいだろう。

これまでAbemaTVではサイバーエージェント社内、藤沢市のショッピングセンター、そしてとしまえんで路上プロレスが行なわれてきた。そしてこれからの季節は闘いのシチュエーション、その自由度がさらに増すこと確実となる。まして今年は路上プロレス10周年である。デタラメでやりすぎな闘いはとどまるところを知らない。

文・橋本宗洋

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