人気ゲームでeスポーツ界のトッププレイヤーたちに勝利すれば100万円。そんな高額賞金で話題を集めているのが、AbemaTVのゲーム専門チャンネル「ウルトラゲームス」で放送中の「賞金首」だ。

5月25日に放送された、「賞金首PUBG(PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS)」 #2では、PUBG界のアイドルと呼ばれた男、ELySioNq(エリシオン)が挑戦者として登場。最盛期は200万円を超える月収を誇るなど強さと人気を兼ね備えたカリスマ配信者だった彼は、マクロツールを使用したという「マクロ疑惑」で半年前に表舞台から姿を消した。「アマチュア最強」と称されるわりばしとコンビを組んだ「堕ちた天才」は、その実力で疑惑を払拭できるのか。「潔白を証明したい」という彼の要望で、第2回にして100万円ではなく「賞金首の座」を賭けての異例の勝負となった。
注目の第1バトル、挑戦者は50組中9位と厳しいスタート。一方、賞金首は3組すべてが5位以内に残り、その圧倒的な実力を見せつけた。最後はチームレッドの“戦場のコンダクター”ことMelofovia(メロフォビア・DetonatioN Gaming所属)がチームグリーンのFa6ye(フェイ・SCARZ所属)にグレネードをヒットさせ、賞金首同士の直接対決を制した。
第1バトル終了後、解説を務めるキマリ=ロンゾ氏は「挑戦者のムーブが消極的。言い方は悪いけどビビっている」と厳しい指摘。また、第2バトルを前にELySioNqの「マクロ疑惑」についての検証VTRが放送された。本人はマクロツールの使用をあらためて否定したが、その真偽については視聴者の判断に委ねられている。
逆転のためには“ドン勝”を狙うしかない第2バトル開始直後、降下地点周辺に乗り物がまったくないという不運に見舞われたELySioNq。物資も少なく、実況も思わず「天に見放されたか」と嘆いてしまうほどのスタートだったが、ここから怒涛の巻き返しを見せた。
なんとか態勢を整えると、バイクをめぐって賞金首のチームブルーと激突。ELySioNqがダウンを奪われたものの、相棒を務めるわりばしの秀逸なサポートでチームブルーを撃破した。波に乗った挑戦者は、以降は序盤の不運が嘘のような豪運をつかんで見事に“ドン勝”。劇的な勝利にELySioNqは雄叫びをあげ、わりばしと力強いハイタッチを交わした。
第2バトル終了時点での獲得ポイントは挑戦者が800、対する賞金首は970で、勝負の行方は最終の第3バトルに持ち越された。果たしてELySioNqはチーターの汚名を返上して、新たな賞金首となれるのか。6月8日の次回放送から目が離せない。

