元ロサンゼルスドジャース日本担当で、現アリゾナダイヤモンドバックス顧問を務める元スカウトの小島圭市氏(49)が、ある特定のスポーツ選手として大成する目安として「最低1万時間」の練習量が必要というデータを紹介した。
小島氏は6月2日、AbemaTVの東京六大学野球 2018春季リーグ戦の中継に解説で登場。その中で日本の学生が“野球漬け”に陥りがちな現状に対して、野球に限らず、どのスポーツおいても選手大成の目安として同種目「最低1万時間」の練習量が必要というデータが出ていることに触れ、「そのことが野球漬けの要因の一つになっているのでは」と推測。
これに対して同じく解説を務めていた早大野球部OBで侍ジャパンU-12代表監督の仁志敏久氏が「個人的には、野球漬けにはあまり賛成できない。むしろ野球に生かすためにも、他のスポーツをやるという考えがあってもいい」と応じた。
すると小島氏は「アメリカにはシーズンスポーツという考えがあり、小さい頃から様々なスポーツに取り組むことがライフスタイルとして根付いている」とアメリカの例を挙げると、「日本でも学校が、とくに部活動において、多様なスポーツに取り組むように変化すべき」と持論を展開した。
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