週末、朝鮮労働党の金英哲副委員長が北朝鮮の最高幹部としては18年ぶりに訪米、ポンペオ国務長官と会談した。2日間にわたった会談の最大の狙いは、米朝首脳会談を前に"敵対関係を解消する"という意思を伝えるとともに、非核化、体制保証に関する最終調整を行ったとみられる。
 さらに金副委員長はホワイトハウスを訪れ、トランプ大統領に金正恩氏の親書を手渡し、1時間半にわたって会談した。別れの場面ではトランプ大統領が握手をしながら車まで見送った。アメリカ大統領が国賓以外をこのようにして見送るのは異例のことで、首脳会談への強い意気込みを感じさせた。