国内史上最高額1億円を賭けたAbemaTVの人生逆転リアリティーショウ「リアルカイジGP」は、第3Rへ突入。6月3日放送回では、その第3Rの過酷な内容が明らかとなった。
千葉県の某サーキット場で行われた第3R「無限行軍チャレンジ」は、1周280メートルのトラックを、隊列を組んで走り続け、隊列から外れるか、もしくは走るのを諦めたらその時点で失格。行軍中は先着で挑戦できるチャレンジお題も出題され、これに成功すれば第3Rを突破できる一方、失敗した場合は即座に強制終了となる。走りきるか難題に挑むかは本人次第だが、先着のチャレンジお題に挑むためには先頭集団にいる必要がある。いずれにせよ、それなりの体力がなければ第3R突破は難しい。挑戦者の3割は女性と40歳以上。総合MCを務める極楽とんぼの加藤浩次は、その点を不安視していたが、開始から1時間半ほどが経過すると、残念ながら不安が的中してしまった。
「痛い!」と声を上げて倒れ込んだのは、東京第1Rでハーフお笑い芸人・アントニーとディープキスをして会場を沸かせたセクシー女優。女優歴は4年、出演数は300本を超えるほどの人気者である彼女は、優勝賞金で「高齢の母と祖母のために家を直したい」とのこと。中学生の時に父を亡くすも大学まで行かせてくれた、そんな2人に孝行がしたいのだそうだ。
芸能活動をしているとだけ伝えて、セクシー女優であることは秘密。応援してくれている母や祖母への想いを胸に、彼女は痛む足をかばいながら激走するも、両足がつっており、もはや限界だ。隊列に戻れる気配はなく、程なくして失格のブザーが鳴り響いた。「失格になりたくない」。失格を告げられてからも走り続ける彼女。加藤に繰り返し失格を伝えられて泣き崩れた彼女は、車椅子に乗せられて儚く散った夢と共に会場を去った。
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