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(「TAKAYAMANIA EMPIRE」メイン出場が決まった鈴木)

昨年5月、試合中のアクシデントで頚椎完全損傷と診断され、入院・リハビリ生活を送っている高山善廣を支援する大会「TAKAYAMANIA EMPIRE」が開催される。8月31日、会場は後楽園ホールだ。

これまでも募金、応援グッズ販売などが行なわれてきたが、今回は大会の開催。6月5日の記者会見では高山のマネジメントを担当する石原真氏、高山の盟友とも言える鈴木みのるが出席し、第一弾カードが発表された。

全7試合のメインイベントとなるその試合は、鈴木みのる&NOSAWA論外&MAZADAvs太陽ケア&TAKAみちのく&カズ・ハヤシ。大会プロデュース、マッチメイクには高山自身も携わっており、このメインは「(高山が)全日本プロレスの頃、一番楽しいと感じていた」メンバーが集まるというもの。「あの頃の再現ではないけれど、このメンバーでメッセージを送りたい」と語った鈴木にとっても思い入れが深いようだ。

「当時はここに高山がいて、それこそ武藤(敬司)もいて。そんなメンバーでやってた頃ですよ。2006年とか2007年。自分のプロレスが花を咲かせてきた時代でもある」

石原氏によれば、首から下が動かなかった高山は現在「肩が少し動くようになった」という。厳しい状況であることには変わりはないが、スマートフォンやタブレットを使えるようなリハビリにも取り組んでいるそうだ。

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(会見には鈴木と高山のマネジャーである石原真氏が出席)

マッチメイクについて、高山からは「今まで関わってきた各団体に声をかけてほしい」という要望があったとのこと。また鈴木曰く「相変わらず(高山は)口が達者で、会えば憎まれ口。高山らしい仰天カードを言ってくるので“交渉する身にもなれ”というくらい(笑)。実現すれば面白いものになるかなと」。

この「TAKAYAMANIA EMPIRE」は既存の団体が開催する、いわゆる「興行」とは別種のもので、運営費用もクラウドファンディングサイト「Makuake」で集めることに。6月15日からプロジェクトがスタート、チケット販売も一般プレイガイドではなくクラウドファンディング内で実施する(詳細は高山善廣ブログを参照)。

また、このイベントは毎年開催を目指しており「それが本人のモチベーションになれば。高山が帰ってくる場所を作っておきたい」と石原氏。鈴木も「アイツが帰ってくる場所はリングなので。(大会で)悔しがらせたいですね。早くリングに戻りたいって思わせたい。いつかトップロープをまたいでリングインしてもらう」と語った。

選手、ファン、関係者が作る、どの団体にも属さない“帝王”高山のためのリング=帝国。試合の模様はAbemaTVで生中継されることも決定した。

文・橋本宗洋

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