9日、『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』公開記念舞台挨拶が行われ、榮倉奈々、安田顕、大谷亮平、野々すみ花、李闘士男監督が登壇した。
最初に榮倉から「どの映画でも公開を迎えるのはとてもうれしく、晴れ晴れとした気持ちになるんですけど、この映画に関しては本当に本当にうれしいです。いろんな思いが巡ります」と挨拶、続いて安田も公開に「ただただ、感謝という言葉しかないです」としみじみと語った。さらに、ふたりでNHK連続テレビ小説「瞳」(08年)の共演を振り返り、「( 「瞳」では)近所のお兄ちゃん役でしたが、夫婦で共演できるなんてびっくり」と感慨深げな安田。話は次の共演まで及び、「次は何の役でしょうね。刑事と犯人、医者と患者、検事と事務官…」とニヤリ。榮倉も「オリンピックのような周期で安田さんと会えているんですが、そのときにはまた関係性はゼロに戻っているんでしょうね。またやり直さないといけないとなると悲しいような、楽しいような」と冗談交じりでコメントした。
榮倉が「安田さんと一緒にいろいろと宣伝させていただき、やっと安田さんと距離が近づいてきたかなと思ったら、もう終わりです。すごく楽しかったです」と語りかけると、安田も「楽しかった」とニッコリ。それに榮倉が「ホントですか?安田さんは気遣いの方なので、本当は何を考えているかわからない」とツッコむと、安田は「本当に楽しかったの。(演劇ユニットのTEAM)NACSといるより、あなたといるほうが全然楽しいんだから」と安田はタジタジ、会場の笑いを誘った。
映画のキャッチコピー「”死んだふり“が夫婦を救う!?」にちなみ「○○が夫婦を救う!?」と題し、それぞれが考える「夫婦関係がうまくいく秘訣」をフリップで発表。李闘士男監督から「難苦」、野々すみ花が「ありがとうございました」、大谷亮平が「飲食」。安田が「おこづかい」とし「私はお財布にあるだけ使っちゃうので。夫婦の間でもお金は大事なので管理してもらっておこづかい制にしてもらうのがいいですよ」と説明。独身の大谷にも「結婚したらおこづかい制がいいよ」とアドバイスしていた。榮倉は「会話」とし、「日々の会話を積み重ねていればいい。わかり合う、伝え合うことが大事だと思います」とじみじみと語った。
また、「Yahoo!知恵袋」に本作の元になった“伝説の投稿”をした原作者K.Kajunskyとその妻からの手紙がサプライズで到着!榮倉は「すごく嬉しいです。お会いしたかったのに会えなかったのが残念です」、安田も「とても愛に溢れていて、シンプルに考えたらいろんな愛の形があっていいんだなと感じました」と喜びを噛みしめた。
最後に、「熱川バナナワニ園」(静岡県伊豆市)より”幸せを運ぶ神様”とも呼ばれる、本物のワニ(種類はクチヒロカイマン、バナナワニ園で生まれた3歳のイケメンな男の子、体長63センチ)が公開のお祝いに登場。榮倉は「すごい!ずっと目が開いている」と興奮し、水槽に顔を近づけ、安田も「みなさんようこそいらっしゃいました。どうもワニです」とワニになりきって挨拶し、会場を盛り上げた。同園から命名を依頼されると、榮倉が「カタカナで『ツマフリ』はどうかな?」と提案、全員が「いいじゃない!」と賛成。榮倉は「え…?そんなに簡単でいいんですか?」と首をかしげるも、「今日から君は『ツマフリ』君です!」と宣言し、大盛況のうちにイベントは終了した。
---(ワニ 改め 「ツマフリ」)プロフィール---
種類はクチヒロカイマン、バナナワニ園で生まれた3歳のイケメンな男の子、体長63センチ。クチヒロカイマンはブラジルに生息する小型のワニでアリゲーター科に属し、生息地では個体数が急激に減少しているためワシントン条約の第I類に指定されるほど稀少なワニ。バナナワニ園によると、当園(バナナワニ園)との相性は良く、順調に繁殖しています、とのこと。
(C)2018「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」製作委員会