9日『格闘代理戦争2ndシーズン』(AbemaTV)が放送された。
格闘界のレジェンドファイターたちが次世代を担う選手を発掘する「格闘リアリティ番組」、今回は“MMA”ジャンルでしのぎを削り合う。
現在4人分の枠があるトーナメントに対して、推薦選手が5名いる状況ということもあり、特別ルールとして“ヒットマンシステム”を導入。「コイツなら勝てる」と相手を指名すれば強制的に試合が組まれ、敗者はトーナメント枠から脱落するというもので、桜井“マッハ”速人が推薦する葛西和希と、青木真也推薦の椿飛鳥が生き残りをかけて対戦することに。
勝負は延長3ラウンドにまでもつれ込んだが、葛西が判定を制して勝ち残り、椿は『格闘代理戦争』トーナメントに参加することなく姿を消すことになった。
試合後、床に力尽きるように倒れ悔し涙を流す椿だったが、青木は「単純に最後、試合投げただけだよ。疲れて気持ちが折れただけ」と容赦ない言葉をぶつける。
「すみませんでした」と力なく頭を下げる椿に、青木は「謝ったってしょうがない。お前の責任なんだから」と切り捨て、「勝ったらお前のモノ、負けたって人のせいじゃない」と、格闘家としての“厳しい現実”を突き付けた。
「格闘技やるのかどうかも、今は考えられない」と落ち込む椿に、青木は「辞めたきゃ辞めろよ」「田舎帰れよ」とダメ押ししながらも、「負けて『辞めます』って、勝てる訳ない」と、椿の心の中にある“甘え”を鋭く指摘。
そして「弱かっただけ、頑張るだけでしょ? 考えなく『頑張ります』でいいんだよ」とハッパをかけると、椿は「頑張ります。やります、俺は」と自分に語りかけるように口を開き、「クソー!」叫んで自らを奮い立たせていた。