
歌舞伎俳優の中村勘九郎(36)と中村七之助(35)が27日、スペイン・マドリードのカナル劇場で『平成中村座 スペイン公演』の初日の幕を開けた。
「平成中村座」は2000年、父の十八代目・中村勘三郎さんが立ち上げた公演で、2014年のアメリカ・ニューヨーク以来4年ぶりの海外公演となる。スペイン公演では「藤娘」と「連獅子」の二演目を上演。およそ840席あるカナル劇場で行われる全6公演のチケットは、すでにほぼ完売の盛況ぶりだという。

「熱・魂を持って演じれば、言葉の壁だとか文化というのを飛び越えてスペインのお客様にも楽しんで歌舞伎を見ていただけると思いますので、父の意思を継いだ平成中村座に誇りを持って、スペインの皆様に私たちの愛する歌舞伎の文化伝統というのを、とにかく楽しんでもらえたら嬉しく思います」(中村勘九郎)
公演終了後には、客席の拍手に応じて2度にわたり出演者全員でのカーテンコールが行われた。
(AbemaTV/『AbemaNews』より)



