アメリカの雑誌『TIME』は1日までに、「今年のインターネット上で最も影響力のある25人」を発表。日本からはお笑いタレントの渡辺直美(30)が選出された。
写真共有アプリ「Instagram」で独自のファッションや個性豊かな写真を投稿し、800万人のフォロワーを持つ渡辺。TIME誌では渡辺を「日本のソーシャルメディアで一番人気のスター」と紹介した上で、「自身の立場を上手く使い、日本人女性について長年持たれてきたステレオタイプに挑んでいる」と評価した。
渡辺はTwitterを更新し、「渡辺直美なんか知らねーよって方々、これを機に知って下さったら激嬉しいです。とりあえず肥満って事だけでも覚えて帰っていってください」とコメント。また、トランプ大統領やミュージシャンのカニエ・ウェストなどの超有名人と肩を並べたことに「とりま並び激アツ」と独自の言い回しで喜びを露にした。
“インスタの女王”渡辺直美は、なぜここまで世界で注目を集めるのか。臨床心理士で明星大学准教授の藤井靖氏は、視覚情報に訴える“3Bの法則”が上手く取り入れられていると分析する。
(1)Baby
「可愛い子どもの写真を見たいと思うのは、本能的に刷り込まれていること。(渡辺に)子どもっぽさとか体のフォルムとか、赤ちゃんっぽい要素があると思う。自分が普段できないことを子どもがやっているような、投影している部分もあるかもしれない」
(2)Beauty
「渡辺さんのInstagramを見ていると本当に色彩豊か。(写真の)綺麗な色味と体のフォルムでBeautyとBabyを兼ね備えている」
(3)Beast
「渡辺さんが野獣ということではなくて、動物とかペットのこと。犬好き・猫好きな人は、自分のペットの写真を上げつつ他の人も見に行く。また、渡辺さん自身がいい意味でペット的存在でもある。野獣というより可愛い動物感が重要」
またこれらがある一方で、渡辺の投稿には“自慢”や“承認欲求”が見えないとし、「だからこれだけフォロワーを集めるし、いいところ尽くしのInstagramが成立している」と述べた。
(AbemaTV/『けやきヒルズ』より)