7月3日、東京・TOHO シネマズ 六本木ヒルズにて映画『ペンギン・ハイウェイ』(8月17日より全国公開)の完成披露舞台挨拶が行われ、北香那、蒼井優西島秀俊竹中直人、石田祐康監督が登壇した。

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 原作は『夜は短し歩けよ乙女』、『有頂天家族』など、数々のベストセラー作品を持つ森見登美彦の同名小説。主人公アオヤマ君役を北香那が、いたずらっぽい明るい一面とミステリアスな雰囲気を併せもつ“お姉さん”役を蒼井優が、アオヤマ君のお父さん役を西島秀俊が、アオヤマ君の同級生の女の子:ハマモトさんのお父さん役を竹中直人が担当する。

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蒼井優のお姉さん役はレア?「基本的に誰かに寄生しているような役が多い」

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 10歳の男の子・アオヤマ君役を演じた北は「10歳の男の子の声のトーンがわからなかったので難しかったんですけど、同世代の妹がいるので授業参観に参加してなんとなくつかみました」と役作りで授業参観に参加したことを告白。謎めいたお姉さん役がハマり役に見えた蒼井も難しさを感じていたといい、「わたし普段あまりお姉さんみたいなしっかりした役をオファーをいただくことがなくて。基本的に誰かに寄生しているような役が多いので(笑)。とても新鮮で、貴重な経験をさせていただきました」とコメントした。

キャスト4人の子ども時代は? 西島秀俊「僕は3月末生まれで…」

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 キャストたちにアオヤマくん時代を振り返ってもらおうということで、MCからは「どんな小学生だったか?」という質問も。北は「とにかくやんちゃで。ダメって言われるようなことほどしたくなる小学生でした。夏休みの学校に侵入するとか。どうしても入りたくて。鍵を開けて侵入していました。お母さんは知らないと思うんですけど」とにっこり。

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 蒼井は子どもの頃『魔女の宅急便』の大ファンだったそうで、家に赤いカチューシャと黒いワンピースがあったことから「わたしはキキかもしれない」と思い込んでしまうような純粋で夢見がちな子どもだったと告白。「うちは基本的に家族の誰かが家にいるんですけど、小学4年生のあるとき、母が調味料が切れたって言って近所のスーパーにお買い物に行って、その間に赤いカチューシャしてワンピース着てベランダに出て、デッキブラシにまたがって『飛べ!』って言っているような、子どもっぽい子どもでした。飛べませんでしたけど」と、可愛らしい子ども時代のエピソードを披露した。

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 西島は「僕は3月末生まれで、ギリギリだったんですよ。小さくて。なので色々できない子どもでした」と意外なコメント。竹中は10歳の頃の夢は漫画家だったと明かし、「運動会の時は走るのすごい速かった」と運動会でのエピソードを披露。「運動会の時は走るのすごい速かった。速くて両サイド見ると誰もいなくて、テープ切るってときに1番になるのが恥ずかしくて逆走しちゃいました。本当に屈折した子どもだったんです。髪の毛もまだいっぱいあったし、坊ちゃん刈りでした」と語り、会場の笑いを誘った。

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ペンギン登場マジックで北香那&蒼井優も大喜び「かわいい~」

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 イベントの後半、舞台上にコーラ缶とペンギンぬいぐるみが入った透明なボックスが登場。これは映画の中にあるお姉さんが投げたコーラ缶がペンギンになるというシーンをイメージしたイリュージョンに使うもので、「せーの!」の掛け声で5人がCO2噴射ノズルを発射すると、ボックスの中から本物のケープペンギンが現れた。

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 本物のペンギンに北と蒼井は「かわいい~」と大喜び。竹中も「触ってもいいの?」「腕に乗らないのかな?」と興味津々。フォトセッションの際には、ペンギンの目線が心配されたが、ペンギンは意外にもカメラ目線ばっちし。フォトジェニックな写真が撮影された。

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テキスト:堤茜子

写真:野原誠治

(c)2018 森見登美彦・KADOKAWA/「ペンギン・ハイウェイ」製作委員会

映画『ペンギン・ハイウェイ』公式サイト
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