
日本各地で相次ぐ児童虐待事件。21日放送のAbemaTV『橋下徹の即リプ!』に、このような意見が寄せられた。
「再発防止の為には、どうしても育てられない親から子供を買い取るしかないと思います。現代の人身売買みたいに悪く言われてしまうかもしれませんが、子供を死なせてしまうよりかは遥かにマシです。子供買取制度どう思われますか?」。
自身も子育て中のドランクドラゴン鈴木拓は、"ポイント制"のようなものを設け、一定の基準に足りない場合は一時的に子供を預かり、親を教育するような仕組みをつくるのはどうかと提案。
7人の子どもがいる橋下氏は「表現は過激だが、言わんとする事はわかる。僕も弁護士として、何度もそういう事件に当たった。やはり親としては不適格というお父さんお母さんはいるし、いつまでもそこにいなければならない子どもにとっては最悪。早く移してあげて、里親さんのもとで新しい人生を歩んでもらうのがいい。ただ、お金のやりとりになると、売買目当てで子どもを産む人も出てきてしまうので、それは禁じられている。その代わり、6歳までの子どもに限り、育てることができない親御さんから、ちゃんと育てられる大人に移す『特別養子縁組』という制度がある。子どもが欲しいという思いを持つ人にとっても、いろんな選択肢の一つになる。これも斡旋する事業者が儲けてしまうのは良くないので、認められた団体に補助金を出して活動してもらうようにした。だから、制度としては徐々に整えられつつある」と話す。

その上で「日本は斡旋団体に対するサポートが弱いし、まだまだ知られていないから意識の上でもとっつきにくい。"もう子育てするのが無理だ"と思った親がすぐに言えるような仕組みを整えて、当たり前のように特別養子縁組が行われるようになっていかないと、不幸な事件が起こってしまう。また、虐待されている子どもを強制的に保護する制度もあるけれど、日本は親の権利=親権が強いので、また親元に返すのが原則。場合によっては、この親権を制限することも考えないといけない。そのときには、鈴木さんの言うポイント制のような考え方もあるかもしれない」と指摘した。(AbemaTV/『橋下徹の即リプ!』より)

