結果はともかく、まさしくりゅうちぇるの独壇場であった。AbemaTV「GACKTプロデュース!POKER×POKER~業界タイマントーナメント」7月6日放送回では、7月大会トーナメント第1試合で読者モデル界代表・りゅうちぇるとK‐1界代表・武尊が対決。りゅうちぇるはぶっ飛んだ言動に終始し、武尊のみならず実況&解説のGACKTまでをも困惑させた。

「R-1?」。最近、歌もリリースしてノリにノッているりゅうちぇるは、試合開始前のインタビューでいきなりの先制パンチ。わざとなのか天然なのか、K-1を言い間違えて周囲を笑わせると、「(武尊は)ちょっと見た目がイカついオラオラ系だけど、僕の本名も比嘉龍二だ。絶対に負けないぞ」と意気込んだ。ポーカーは「テキサスホールデム」ルールのタイマン勝負で、10万点の持ちチップが無くなった時点で終了。番組オリジナルルールとして2種類のお助けカードが配られるほか、勝負中に笑った場合の罰符も義務付けられている。
第1ラウンド。お互いにカードが配られると、手配を確認したりゅうちぇるは突然、「ひゃー」と奇声を発した。これを聞いた武尊は思わず笑ってしまい、開始わずか数秒で罰符。「笑わせてないですか?」と反論するも、GACKTには「相手からの不用意な攻撃も、しっかりと予測して戦うのがファイターとしての務め」と一蹴されていた。その後も、りゅうちぇるはボードに手を置きながら「こうやって手を置くの、お行儀悪いのかな」と独り言。武尊が仕掛けたベットにも「付き合ってみようかな、付き合ってあげる!」と大ボリュームでつぶやき、「心の声が漏れ過ぎている」とGACKTをも困惑させた。
「ヤッたるぞー!」。第2ラウンド開始時にりゅうちぇるがつぶやくと、再び武尊は表情崩壊。「ああ、そうか、忘れてた」と言いながら罰符を払うと、「いつもどれだけ殴られても笑い続ける武尊、ここではアダとなってます」と、GACKTから鋭い突っ込みが入った。「苦手だ、これ」。罰符を払い続ける武尊が思わず本音を漏らすと、GACKTも「苦手なのは武尊だけではありません」と同意。「初めてのタイプにスタジオは騒然」と周囲の心境を代弁した。
「イケイケよいよい、イケイケよいよい」。以降も奇声、独り言を発しまくるりゅうちぇるは「攻めます!」と宣言しながらもわずか2000点のベット、相手カードの1枚のみ「HIGT・MIDDLE・LOW」を教えてもらえるお助けカードを使用して自ら「ミドル!」と叫ぶなどと奇行を連発。挙句の果てには「ちゃんと混ぜた?」とディーラーにも絡み出し、およそ緊張感のあるポーカー対決とは無縁な空気を作り出してた。
精神的には完全にりゅうちぇるが上。それでも肝心のポーカーは、りゅうちぇるの予測不能な言動に翻弄され続けながらも武尊が終始リード。第7ラウンドでりゅうちぇるの持ち点をゼロにすると、「持ってる男は勝っちゃうんです」と力強く語った。GACKT曰く、りゅうちぇるは「相手を笑わせただけ」。彼の「読者モデル界はK-1界よりも下でした」との敗北宣言を聞いても、「下でしょう」と頷いていた。勝利した武尊は、7月トーナメント大会の決勝へ進出する。
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