韓国最南端に位置する済州(チェジュ)島。「韓国のハワイ」と呼ばれ、日本人観光客にも人気のリゾート地だが、その“楽園”の現地島民にはいま不安の声が広がっている。
「外国人がたくさん入ってくるのは、私たちにとって良いことではないでしょう。犯罪者なのかどんな人なのか、分からないじゃないですか」
「最近は事件がたくさんあるので、そのような面で良くないですね」
 済州島で連れだって歩くアラブ系の顔立ちの男性。彼らは、中東・イエメンからの「難民」だ。イエメンでは、2015年に政府軍とゲリラ軍の間で内戦が勃発し、30万人近いとされる難民が国外へと脱出したといわれている。