“派手好き”中国で受ける日本の“シンプル”、消費のレベルアップで“外見”から“良品志向”に 2018/07/13 02:30 拡大する キャラクターの絵が描かれ、色鮮やかな遊具が立ち並ぶ――そんな従来のイメージを覆す、洗練されたデザインの保育園。この建物の“シンプルさ”が今、“派手好き”な中国人の志向に受け入れられているという。 茨城県神栖市のある保育園。大きく張り出した木のひさしが続き、まるでデザイナーズマンション風の平屋建てのよう。おしゃれで一見保育園とは思えない建物だが、子どもが大好きなスポットを随所に散りばめ、中庭の窓枠にはベンチのように座れるスペース、壁一面の黒板はお絵かきし放題だ。また、風が強い地域の特性を利用し、庭に植えられたハーブの香りが食堂に届く仕掛けも施されている。 続きを読む