AbemaTVのリアリティショー「格闘代理戦争 2nd SEASON」が、いよいよ最後の闘いを迎える。
(計量後の取材でも好調ぶりをアピールした辻本)
K-1編だった第1シーズンに続く今回はMMA編。レジェンド格闘家の推薦選手たちが優勝賞金300万円、さらにアジア最大規模の格闘技プロモーションであるONE Championshipとの契約をかけて闘いを繰り広げてきた。
トーナメント1回戦に勝利し、7月14日の決勝へ駒を進めたのは山本“KID”徳郁推薦の辻本拳也と、秋山成勲が推薦するユン・チャンミン。辻本は1回戦、得意の打撃でKO勝ちを収め、波に乗っている。対するユンもストライカーだが、1回戦は組み技への対応力を見せての判定勝利だった。
(ユンは再計量で規定体重クリア)
試合前日の計量では、辻本が規定体重をきっちりクリアしたものの、ユンはオーバー。再計量でクリアした。 そのため、最初の計量後に行なわれたコメント収録は辻本のみが行なう形となった。
この決勝に「心も体も万全で臨めます」とコンディションがいいという辻本。前回のKO勝利は「立ててきた戦略がハマった」ものの、想定外の事態への対処も意識しているという。
(計量後にはルールミーティングも行われた)
アマチュア選手のままか、それともONEと契約するか。勝敗には天と地の差があるだけに、辻本の気合いも相当なものだ。
「この試合で本当に人生が変わるんで。負けたら日本追放くらいの覚悟で挑みます」
どちらも打撃を武器としているが、辻本は打ち合いにならなかった時のことも考えている。
「打ち合ってくれればいいですけど、打撃では僕が勝っちゃいますから。たぶん向こうは組んでくるんしゃないですか。そこをしっかり、自分のフィールドでやりたいですね」
自分の打撃に自信があるからこその予測というわけだ。また番組での優勝だけでなく、その先を見据えてもいるという。
「チャンミン選手は強いと思うけど、僕が目指してるのはONEで勝っていくことなんで。ここはスカッとKOしたい」
万全の辻本が予想を現実のものにするのか。ユンはどんな闘いを見せるのか。2人の若きファイター、その一方だけが夢を掴む。