1人の成功した独身男性「バチェラー」が、20人もの女性の中から最高のパートナーを選びプロポーズをするという究極の恋愛リアリティ番組『バチェラー・ジャパン』シーズン2(Amazon Prime Video)の最終話が先月29日に配信。京都出身、NY育ちの36歳、IT企業の幹部で2代目バチェラー・小柳津林太郎さんが最後に選んだのは同じく京都出身でイラストレーターの倉田茉美さんだった。
数か月の間、20人の女性たちと濃密な時間を過ごした小柳津さん。番組には映らなかった苦労もあったはず。そこで今回AbemaTIMESはインタビューを実施。『バチェラー』の裏側から、小柳津さんから見た他の恋愛リアリティショーの魅力、そして倉田さんに披露しているであろう“とっておきのキステクニック”についてまで聞いてきた。
『バチェラー』最終話配信で「今週土曜は普通に外でデートなんです!」
ーー『バチェラー・ジャパン』シーズン2に参加して変わったことはありますか?
小柳津:毎日インスタに300通くらい番組を見たという方から連絡がきます。回を増すごとに増えてきていますね。最初は「チャラチャラしてる」みたいな苦言が多かったんですが、後半になるにつれて「成長してる」って声をいただいて(笑)。ようやく渋谷で声をかけられるようになりました。「小柳津さんですか!?」「応援してます!」って声かけていただけますね。「すみません、ただのサラリーマンなんです」って感じです(照)。
ーー彼女(倉田茉美)さんとはまだお付き合いされているんですよね!
小柳津:もちろんです!12月の頭から付き合っているのでもう7か月……。12月1月は、配信前だったので普通にこっそりデートできていたんですけど、最近は少し窮屈でした。マスクしてドライブデートに行ったりはできましたけど。
ーーそれは大変ですね。でももう堂々とデートできますね。
小柳津:そうですね、最終話が配信になったので(※)今週土曜は普通に外でデートなんです!
(※インタビューは最終話配信直前の6月27日に行われた)
ーー撮影は緊張しましたか?
小柳津:それがやっぱり慣れてきて、次第に緊張しなくなるんです。プロダクション側と仲良くなると同じ仲間としてなんでも撮ってくれよ!って気持ちになって(笑)。1話だけでしたね、緊張していたのは。
『あいのり』を見て涙「シャイボーイの恋はいいですね」
ーーAbemaTVも恋愛リアリティショー(以下、恋リア)に力を入れています。小柳津さんから見て、気になる番組はありましたか?
小柳津:僕は『マリキュラム』が好きでした。ああいう無茶な初期設定、(出会って1か月で結婚するかどうかという)ルールに対して、出演者たちがどう対応するのかとか見るのは面白かったです。みっちーが好きでした。不器用だなーって。僕はエイミーは絶対結婚できないと思って見ていました。夜中に爆音で音楽流すし(笑)。
ーー小柳津さんならエイミーをうまくハンドリングはできたなという自信は?
小柳津:僕でも無理だったと思います(笑)。
ーーもともと恋リアはよく見られていたんですか?
小柳津:昔はリアリティショーはそんなに見てなかったですね。恋愛ドラマは好きでしたけど。『バチェラー』の前シーズンを観て、一般人のリアルって面白いなって思い始めて、いろいろ見るようになりました。『テラスハウス』(フジテレビ系列)『マリキュラム』『オオカミくんには騙されない』……、『あいのり』(Netflix)は昔から見ていましたね。今のシリーズは泣いちゃってます。シャイボーイの恋はいいですね。基本、お酒を飲みながらリアリティショーを見ているので、いいシーンがあると感極まって泣いちゃいます。
ーー彼女さんと見たりしますか?
小柳津:見てますね!あーだこーだ言いながら『マリキュラム』も一緒に見ていました。キャスト目線でも制作目線でも見てしまいますね(笑)。
『バチェラー』前半戦のキスは試していた!?「相手が自分のことを本当に好きなのか不安だった」
ーー『バチェラー』の中で、小柳津さんの積極的なスキンシップやキスが話題になっていましたね。
小柳津:前半戦は……そうですね。まず前提として「本当に俺のことを好きなのか?」と思っていました。冷静に考えると、まだ会って間もないですし、「俺の何を知って好きになったんだよ!」っていう感じなので。
ーーでも女の子はキャーキャー喜んでいましたよね。
小柳津:岡田(茉里乃)さんだけ、びっくりされちゃいましたね(笑)。彼女はとてもピュアでいい子でした。僕は36歳だし、それなりに経験してきていたので、岡田さんはまだ若いからたくさんお付き合いされてから結婚された方がいいのかなって思いましたね。
正直言うと、結婚相手を決めるのにあたって、セックスもしてないのに決めるなんてチャレンジングすぎるな、と。その相性も大事だと思うので、それを類推するためにも、キスしている感触で想像するしかないというのもありました。
ーー綺麗事抜きで、絶対にそうだと思います。小柳津さんは割とナチュラルな感じでキスしているイメージですが、『バチェラー』が終わって、プライベートではどういう時にキスしたくなりますか?
小柳津:(笑)「いってらっしゃい」とかですかね。そんなしょっちゅうキスしてるわけではないですよ(笑)。玄関でチュッとするくらいです。
女性の方がキスの価値が高そうですよね。キスしたビフォーアフターで顔が変わるイメージです。
巨乳好き説を否定「大事なのはその人に合っているかどうか」
ーーまさにそんな女性のキス後の顔の変化が見られる『恋愛ドラマな恋がしたい』(以下、『ドラ恋』)という恋リアがあるのですが……。
小柳津:見ています!ネクストブレイクを期待される若手俳優の皆さんが出ているし、映像もおしゃれな感じで。それで、キスするって素敵ですよね。リアルなキスシーンがあることで、人の本気が引き出されている感じがします。
女性はキスを経て顔が明らかに変わるし、男性は相手の表情見てしてやったりみたいな。そういう意味でも『ドラ恋』は面白いですね。
ーー『ドラ恋』には4人の女性が出てきますが、その中で小柳津さんが1人選ぶならどのメンバーですか?
小柳津:こめちゃんですね。
(左から2番目がこめちゃん)
小柳津:僕あんまりモデルモデルした感じのタイプの女性は好みではないんです。キレイ系よりも可愛い系が好きです。(こめちゃんのプロフィールを見ながら)末っ子感、妹キャラ……妹っぽいけど気が強いみたいなところもいいですね。そういうところがモテる要因でしょうね。ベビーフェイスなのにスタイルいいとかもいいですね。
ーー小柳津さん、『バチェラー』でお友達から「おっぱい星人」って暴露されていましたね。
小柳津:別に巨乳好きじゃないんです(笑)。おっぱいは個性なんです。大事なのは、その人に合っているかどうかじゃないですかね。
(こめちゃん)はエモいんですよね。可愛いのに色っぽいんです。ずるいんですけど、男はそういうのに弱いんです。少女にも見えるし、大人にも見えるという。
小柳津林太郎流キステクニック「STEP1 顎に手を添える」
ーー小柳津さんも学生時代に演劇をやられていたということですが、キスシーンの経験はありますか?
小柳津:はい、大学生の時にやっていました。詐欺師の役をやったときに、街の娘の心を奪うためにキスをするみたいなシーンを300回くらいしましたね。「ちゅぽん」って(笑)。「あいつ音を立ててするよ!」とか言われていました(笑)。
ーーちゅぽん!(笑)キスシーンを通して心が動いたりとかは?
小柳津:演技としてやっていたとしても、相手がどう思ったんだろうっていうのは絶対気になると思います。やむをえなくやったのかとか、キスした結果いいと思っちゃっているのかとか、女性側の心理をすごく気にしちゃいます。
ーー小柳津さんにとって理想のキスのシチュエーションとかありますか?映画のあのシーンが良かった!とか。
小柳津:やっぱり俗に言う「サンセット・キス」、ビーチでの夕日が沈んでいくというシチュエーションでのキスは素敵ですね。
映画だとイーサン・ホークの『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離』とか好きです。あのシリーズは素敵なシーンが多いですよね。ロマンチックな環境下でのキスシーンが好きです。
ーーバチェラー的で素敵ですね!『ドラ恋』には凄まじいキステクニックを披露する韓国出身のイケメン俳優も登場しますが、最後に小柳津さんのキステクニックがあれば教えてください!
小柳津:キステクニックですか!?(笑)そうですね……基本的に相手の顎を手で押さえちゃいますね。位置を固定して斜めから入って。優しく触れる。そこから徐々にスピードを上げる。「STEP1 顎に手を添える」……そんな感じです(笑)。
ーー(笑)分かりやすいご説明ありがとうございます!これからも応援しています!
取材・テキスト:編集部
写真:mayuko yamaguchi