対戦型カードゲーム「Shadowverse(シャドウバース)」のプロリーグ、「RAGE Shadowverse PRO LEAGUE」第11節が7月22日に行われ、最下位のよしもとLibalentと首位の名古屋OJAベビースターが対戦。Libalentが3-0で勝利し、2位以上で出場できるシーズンファイナル進出への望みをつないだ。

次回最終節を前に、Libalentは4勝6敗。名古屋OJAは6勝4敗と、勝ち数の差は2。ここでLibalentが勝てば最終節の大混戦を演出できる状況だが、今期の対戦成績は0勝3敗とLibalentは一度も名古屋OJAに勝利していない状況。
この厳しい一戦、先鋒2Pick戦にLibalentが送り出したのはkeisuke3。名古屋OJAは2Pick戦で個人勝率トップに立つさにが立ちはだかる。この両者の過去の対決は、さにの3戦3勝。keisuke3の圧倒的不利が予想された。
しかし今日の試合ではkeisuke3が躍動。序盤から一方的にさにを抑え込むと、勝利を確信してガッツポーズ。この大事な1戦でさにから貴重な初勝利を挙げた。
第2試合はLibalentがけんぴ。名古屋OJAはあるじが登場。1本目はけんぴ。2本目はあるじが取り返して迎えた3本目。序盤からけんぴの冷静な攻めがじわじわとあるじの体力を削り取る。あるじもなんとか盤面を構築しようとするが、けんぴの優勢がゆるぐことはなかった。最後はあるじの攻撃を受けながらも自身の戦略を貫き勝利を獲得。Libalentの勝利を決めたけんぴは、感極まったように繰り返しガッツポーズを取った。
しかし最下位のLibalentにとっては、個人戦1勝の差がシーズンファイナル進出へ向けて大きな意味を持つ状態。完全勝利を目指し第3試合にはSurreが登場。せめて一矢を報いたい名古屋OJAはSOSが出場した。
1本目はSurreが取り続く2本目は、序盤から互角の攻防が続いた。互いの手を潰しつつ、手札が揃うのを待つ精神的消耗戦が繰り広げられたが、徐々に勝負の流れはSurreに傾いていく。一気に攻勢に出たSurreは今までのこう着した戦況からは想像できない一瞬の切れ味でSOSを押しきり、Libalentをシーズンファイナル戦線へと押しとどめる貴重な1勝を挙げた。
笑顔でインタビューに応じたSurreは「3-0は気持ちいいですね。2-0で順番が回ってきてはいるんですけど、僕の勝利がチームの順位に大きくかかわってくるので、いつも以上に緊張しました」とプレッシャーがあったことを告白した。
次回、プロリーグ最終節となる第12節は7月29日に開催される。Libalentはauデトネーションと、名古屋OJAはレバンガ☆SAPPOROと対戦する。
まだ全チームにシーズンファイナルへの出場可能性が残されており、名古屋OJAとレバンガの試合は勝利したチームが無条件で1位突破。敗れたチームはLibalentとデトネーションの試合の勝者と試合勝利数差およびバトル勝利数差で2位を争う形となっている。

【試合結果】
よしもとLibalent 3-0 名古屋OJAベビースター
第1試合
○keisuke3 1-0 さに●
第2試合
○けんぴ 2-1 あるじ●
第3試合
○Surre 2-0 SOS●
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