18日に放送されたAbemaTV『橋下徹の即リプ!』で、与党が推進するカジノ法案などについて、歴史研究家の河合敦氏と、法律家でもある橋下徹氏がそれぞれの視点からトークを展開した。
 まず、河合敦氏が「1300年以上前、持統天皇の頃から双六を使った賭博があったと言われていますがが、基本的に歴代の政権はギャンブルを国家の収入にするという発想はなく、禁止する方向でした。耕作をしなくなるといった理由からです。江戸時代にもサイコロの賭博が流行り、賭場を開いた主催者は流罪にされました。お客さんは見つかっても罰金刑で済んでいましたが、抜け出してまた賭博をしていた常習者は死刑にされていたようです。やはり幕府は年貢が入ってこなくなることを心配していました。負けても賭場でお金を借りることができたので、どんどん借金が膨らみ、田畑が売られて、江戸時代終わりには農村が荒廃するといったことも起きてきましたから」と話すと、橋下氏は現代の弁護士として「他人を害することについては国家が行動を制限するというのが現在の法律の柱で、自分を害する行為まで禁じるのはパターナリズムと言われていて、未成年はともかく、大人は自分で考えなさい、という考え方」と説明。