21日『格闘代理戦争2ndシーズン』(AbemaTV)が放送された。
格闘界のレジェンドファイターたちが次世代を担う選手を発掘する「格闘リアリティ番組」、今回は“MMA”ジャンルでしのぎを削り合い、秋山成勲推薦のユン・チャンミンが勝利しプロ格闘家への切符を手にした。
トーナメント決勝前のスペシャルマッチで、前田日明推薦の宗形建也と対戦した青木真也の推薦選手・椿飛鳥。試合は椿が終始優勢に立ち回り、3-0の判定勝利を収めている。
周囲が勝利を祝福する中、推薦人の青木だけは「上手くやる必要なんてねえんだ!」「勘違いすんな!」と苦い表情を見せ、「全然良くねぇよ……」「自分の手で勝敗つけろ!」と檄を飛ばし続けた。
勝利後の控室でも、青木は「ハッキリ言うけど、成り立ってないからな、格闘技として」と椿に言い放ち、「倒せたんだもん。決めれたんだから」と、決定力不足を痛烈に否定する。
スタッフが「見事な勝ちだったと思いますよ」とフォローしても、青木は「勝っただけですよ」とバッサリ。「このショーに踊らされるな、今日で魔法は覚めるんだから」と戒めつつ、「不幸になるのはあなただから。どこに行っても『腕があります』と言える人にならないといけない」と、椿の将来を見据えた激励の言葉をかけた。
「なんも変わっちゃいねえなあ」とうなだれた椿は「青木さんの元で良かったなあ」と感謝しながらも「辛かった、でも……」と、過酷なトレーニングの日々を振り返り涙していた。