
異例の拡大公開が話題になっている映画『カメラを止めるな!」。6月23日に公開された当初は都内2館のみでの上映だったが、反響を受け、あす以降は全国100館以上で上映されることになった。
同作の製作費は300万円と低予算で、公開中の映画『ハン・ソロ』(約275億円)の2秒分。監督もキャストも、全員が無名の新人だ。とある自主映画の撮影隊が山奥の廃墟でゾンビ映画を撮影していると、本物のゾンビが襲いかかり、大喜びで撮影を続ける監督。次々とゾンビ化していく映画クルー…というストーリーだ。
30日放送のAbemaTV『AbemaPrime』では、池袋シネマ・ロサで舞台挨拶を行った直後の出演者たちを直撃した。



思わぬ反響に、嬉しさと戸惑いを感じている様子の出演者たち。「フェイスブックやツイッターのフォロワーさんが5倍くらいになったというくらいしか…」(山口友和は)、「普段、両親とは冷めきっていてお互いに興味がないが、母親によると、私のいないところで父親が作品と私を宣伝しているみたいで。こっぱずかしさもあり、嬉しさもある」(吉田美紀)、「よく夢の中にいるようだと言うが、本当にその通りで、実感が湧かず、ずっとふわふわしている感じだ。むしろ実感が湧く瞬間が来るのが今は怖い」(藤村拓矢)とコメントした。

口コミで拡散してくれている観客たちに向け、日替わりでサプライズ舞台挨拶を行っている。曽我真臣は「SNSでこの映画が広がったこともあり、お客様に感謝の気持ちをなんとか伝えたいということで、メンバーで交代しながら毎日を劇場に足を運んでいる」と話す。

作中の"37分ワンシーン・ワンカット"の部分にも出演した俳優の市原洋は「監督は"お芝居をさせたくない、リアルにあたふたしているところを撮りたい"ということだったが、実際に大変で余裕がなかった。台本に書かれていることと、アドリブというか、本当にあたふたしているのが混在して入っているので、そこを見ていただけたら」とアピールした。
なお、8月2日放送のAbemaTV『けやきヒルズ』には、同作を手がけた上田慎一郎監督が生出演する予定だ。(AbemaTV/『AbemaPrime』より)








