高橋克典、津川雅彦さん悼む「俳優人生の恩人」 各界から悲しみの声 2018/08/08 05:24 拡大する 俳優の津川雅彦さんが今月4日、心不全のため、都内の病院で亡くなっていたことが分かった。78歳だった。 1956年、映画『狂った果実』で役者デビューした津川さんは、1982年に出演した映画『マノン』で“ブルーリボン賞助演男優賞”を受賞。1984年、映画『お葬式』に出演して以来、伊丹十三監督作品には欠かせない存在となり、『マルサの女』『タンポポ』など多くの伊丹作品に出演していた。 津川さんの演技に刺激されて同じ事務所に入ったという俳優の西岡徳馬(71)は「あの人は、僕の芝居を見て褒めたことがないからね。よく芝居を見に来てくれて、大体みんなが褒めてくれるようなところを逆に(津川さんは)けなすみたいなところもあってね。それで鼓舞するみたいなところがあったので。いい刺激になったんですけれどもね」と話した。続けて「(芝居について)反発して、言い争いをしたこともあったし。でも愛情のある言い方だったから……。とにかく芝居の好きな方でした。いい兄貴みたいな感じでした」と、津川さんとの思い出を振り返った。 続きを読む