「なぜ1人だけを愛さなきゃダメなの?みんなちゃんと愛せば問題ないだろう!」
そう主張し、14年にわたって"一夫多妻"生活を実践してきたのが、香川県在住の藤田隆志さん(64)だ。レンタルビデオ店を創業し、事業譲渡した経歴を持つなど、地元では実業家として知られており、Facebookには「本日は、妻たちに街中で洋服のまとめ買いをしました。購入したのはバーキンの35cmとロレックスのデイトジャスト、サンローランの最新サングラス・ダイヤのブレスレット。妻たちを飾るために使う金銭は全く惜しくない」などの投稿も。
ただし、日本では「重婚」は認められておらず、罪に問われてしまう。そのため藤田さんは"第二夫人"と"第三夫人"を養女という形で入籍させているのだ。8日放送のAbemaTV『AbemaPrime』では、藤田さんと"第3夫人"の陽子さんの驚きの生活を直撃した。
■4度の離婚の末にたどり着いた"一夫多妻"生活
藤田さんの最初の結婚は27歳の時だった。事務員の女性に一目惚れして結婚するも、11年後に離婚。2度目は38歳の時、お相手はナンパした女性だった。3度目は41歳の時、今度のお相手は20歳年下の女性。4度目は45歳の時、パート社員の女性だった。しかし、このときも1年後に離婚してしまい、「バツ4」に。ちなみに、離婚の理由は、4度のうち3度が藤田さんの浮気によるものだったという。「寂しがりで、ついつい。独身でいるよりも結婚している方が幸せなんです。一言で言うと、女性が好きなんですよね」。
それでも懲りない藤田さんは15年前、日本とバリを行き来する仕事をしている際に知人の紹介で知り合った、当時34歳の女性と"再再再々婚"することになる。この女性こそ、現在の"第1夫人"だ。この女性との間には、2人の子供が生まれている。
しかし藤田さんは、結婚当初から"第1夫人"に対し「バリに連れて行きたい子がいたら、連れていっていいか」と相談していたという。「"一夫多妻"をしたかったから。"第1夫人"はそんな女性はいないだろうと思っていたのか、どうぞ」と。その言葉どおり、数か月後には後に"第2夫人"として入籍することになる女性を連れてバリに行くことになる。「当初から3人ほしいと言ってたんですよ」という藤田さん。さらに数年後には「なりゆきで」"第3夫人"が登場する。
そして4年後、「ちょっとお金の使い方が派手だった」という"第2夫人"と離縁。"第3夫人"が繰り上がり"第2夫人"に昇進。空席となった"第3夫人"に今年5月、陽子さんが"スピード婚"で入ったのだ。
第1夫人、第2夫人ともに離婚歴はなかったというが、自身はバツ1だった陽子さん。かつてはごく普通の家庭生活を送っていたという。「一般的な家庭。新築の一軒家に主人がいて、犬がいて。隆志さんのことは、なかなか普段出会うことのない"珍獣"だなと思って、会いに行ってみようと決めた。普通とは違う考え方で、自分のやりたいことを貫いているところがすごいと思う」と話す。
■3人の夫人たちに課せられた「ルール」
陽子さんとの入籍をFacebookで報告した際、「第3夫人決定。併せて妻たち以外の女性から卒業宣言!今回の第3夫人を得たことで、3人の妻たち以外の女性とは、一切のエッチ関係を断ち、卒業することにしました」と宣言した藤田さん。「他の女性がいると、どうしても時間と経済が必要。それが面倒臭くなった。もうそろそろいいだろうと。64歳でようやくね。一人で精一杯なのが普通。なんでできるかというと、スケベだからです」。
共同生活を送る3人の"妻"たちの寝室には、それぞれツインベッドが置いてあるという。「アホな話ですけれど、当初は1日で3人と順番にエッチしていた。大変でしたけど。今は特に決まっていなくて、僕がエッチしたい時にする。妻たちにはエッチの拒否権はないということで約束しているが、もちろん気が向かない時や、体調がすぐれない時はしませんから。取り合いにもならない」。さらに、妻たちの浮気については「基本的にダメ。自分は良いけど」。
そんな藤田さんのスタンスについて陽子さんは「だんだん独り占めしたいとも思わないようになっていきました。嫉妬もないです。基本的に隆志さんは誰のものでもない。許すというより、そういうシステムを知った上で入籍しているので。家族に対しても、隆志さんと一緒にいたら新しい世界で面白い生活ができると思います」と話す。陽子さんにとって、他の夫人は先輩のような存在なのだという。「日本での家事は第2夫人がメインで、私がサポート。妻同士で家事を分担したり、一緒にお出かけしたり。本当に良くしていただいているので、いびられたりすることもない。妻の"いいとこどり"ができる生活」。
また、戸籍上「養女」であることについても「特に結婚や戸籍上の妻になるということにこだわりを持っていないので、問題はないです。基本的に私は自由だと思っているので、こうしたいということがあれば相談するし、不自由はありません」と、藤田さんや"第1夫人"との関係も、決して不平等なものではないと強調した。
■もし子どもが生まれたら、戸籍上は「子の子」に…
あくまでも法律上は問題のない藤田さんたちの暮らし。しかし世間はそうは見てくれない。それでも藤田さんは「社会的には理解されないが、世の中が変わればいいとも思わない。自分の人生だから、後悔する生き方はしたくないし、自分の満足だけ」と話す。
もし"第2夫人"や陽子さんとの間に子どもを授かれば、その子どもはどうなるのだろうか。"お父さんは一夫多妻で、お母さんはお父さんの子どもだ"などとと噂されてしまうかもしれない。しかし藤田さんは「確かに養女の子なので、戸籍上は"子"でも"孫"でもなく"子の子"ということになる。でも、娘(第1夫人との間の子)のことを考えれば、まったく問題ない」。陽子さんも「子どもは授かりものだと思うので、機会があればいいなと思うし、いなければいない生活も楽しいと思っております。こういうお父さんとお母さんの元に生まれたということを理解してもらって、諦めてもらいます。そこからたくましく育ってもらえれば」と話した。
「素直な癒し系の女性が好き」と話す藤田さん。それでもFacebookで宣言した通り、もし"第4夫人"の候補が現れてもきっぱり断るのだという。「散々遊んだので、もういい」「バツはもうつかないでしょう」と話す藤田さん。
話を聞いたテレビ朝日の弘中綾香アナウンサーは「私は絶対イヤです。妻と旦那さんが不公平な気がします。旦那さんは出たり入ったりなのに、なんで私がいつも待たなきゃいけないんだろ、イヤだなと感じてしまうと思います」とコメントしていた。(AbemaTV/『AbemaPrime』より)
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