日本人のソウルフードを手軽に、リーズナブルに楽しめる回転寿司に異変が起こっているという。8日に東京商工リサーチが発表したデータによると、今年は回転寿司チェーンを経営する会社の倒産が、過去10年で最多だった去年を上回るペースで進んでいるという。外国人観光客のお目当の一つともなっている回転寿司。東京オリンピックに向け、さらに成長すると思われた業界に、一体何が起こっているのだろうか。
9日放送のAbemaTV『AbemaPrime』に出演した回転寿司評論家の米川伸生氏は、大手チェーン店の寡占化が進んでいる実態を指摘する。「10年前には全国に5000店舗あったのが、今は4000店舗ほどになっている。もともとあった地方の回転寿司店が消えていく一方、大手の"100円寿司"は伸びている」。