日本フットサルリーグ(Fリーグ)は17日、元ブラジル代表DFのロベルト・カルロス氏(45)がFリーグに参戦することを発表した。
悪魔の左足を持つレジェンドがFリーグに殴り込み
2012年に現役を退いたロベルト・カルロス氏が6年ぶりに現役復帰を果たす。9月7日(金)から3日間に渡って大阪府の丸善インテックアリーナで行われる共同開催 大阪ラウンドに参戦することが決定した。
8日(土)には「AbemaTV Dreams」を率いて、これまでフットサル界を盛り上げてきた元Fリーガーを中心に構成した「F.LEAGUE DREAMS」とのエキシビジョンマッチを戦う。さらに、翌9日(日)にはFリーグ選抜の一員としてDUARIG Fリーグ2018/2019ディビジョン1 第13節に出場する。
1991年にブラジルのウニオン・サンジョアンでサッカーのプロキャリアを歩み始めたロベルト・カルロス氏は1995-96シーズンにイタリアのセリエAに所属するインテルに加入し欧州に活躍の舞台を移すと1996-97シーズンからはレアル・マドリーに加入。ルイス・フィーゴ、ジネディーヌ・ジダン、ラウール・ゴンサレスらとともにギャラクティコ(銀河系軍団)の一員として活躍し、リーガエスパニョーラで4度の優勝と、UEFAチャンピオンズリーグで3度の栄光に輝くなど功績を残した。
またブラジル代表としては1996年のアトランタオリンピックで銅メダルを獲得。2002年の日韓ワールドカップでは優勝に貢献。2016年に現役を引退した。
Fリーグの小倉純二COOは「Fリーグは開幕の時と優勝を争う時にはすごく関心を持ってもらいますが、途中過程には中だるみがあります。その中でこういうイベント、プロモーションをしていきたいとかねがね思っていました」とコメント。さらに「狭いピッチ、小さなゴールの中でどういうプレーを見せてくれるか。左足の強烈なシュートを見てみたいし、お客さんも見たいはず」とロベルト・カルロス氏にプロモーション面、プレー面における起爆剤としての役割を期待した。
また、ロベルト・カルロス氏は今回のFリーグ参戦を受けてビデオメッセージを送っている。Fリーグ参戦への意気込みや、先日の西日本を中心とした豪雨災害を受けて励ましのコメントを寄せた。
「皆さんこんにちには、ロベルト・カルロスです。この度、Fリーグ試合出場のご招待を受けました。だからみなさんに会いに行きますよ。実は僕フットサルのスペシャリストなのです。僕はそちら日本での、この盛大なイベントに参加できるのがすごくうれしいです」
「そして大勢の被害にあわれた方たちへ、とてもつらい出来事でしたね。僕が行きますから、みなさんと協力し合って楽しくイベントを盛り上げましょうね。それではまもなく日本でお会いしましょう。みなさん全員に大いなる抱擁を。じゃあね!!」
現役時代にはその強烈なシュートで「悪魔の左足」の異名を持っていたロベルト・カルロス氏。Fリーグの舞台でどのような活躍を見せるか注目が集まる。
文・川嶋正隆(SAL編集部)
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