テレビ朝日のバラエティー番組『激レアさんを連れてきた。』で紹介されたサッカー元日本代表のストライカー、“野人”こと岡野雅行の高校時代の“激レア”体験がドラマ化される。今回、主演に竜星涼、脚本に鈴木おさむを迎えることが決定した。
■ ドラマ『激レアさん』野人・岡野を竜星涼が演じる
実際に“激レア”な体験をした人=激レアさんを“研究サンプル”として採集してスタジオに集め、その体験談を紐解いていく月曜深夜の人気バラエティー『激レアさんを連れてきた。』。
これまで『世界的バイオリニストとしてずっとヨーロッパの貴族の前で演奏していたので居酒屋・鳥貴族を貴族が集まるサロンとうっかり勘違いして面接を受けてしまい、とりあえず働いていた人』や『大人のお店でくも膜下出血になって倒れたが、残る力のすべてを倒れた場所を隠すことに注いだ人』といったさまざまな激レアさんが登場した。
岡野は昨年12月11日の放送で出演。「サッカー経験ゼロのヤンキー達を集めてサッカー部を作り強豪チームにする『ROOKIES(ルーキーズ)』ばりの体験をしたのに、その話をあまりしていない」という“激レアさん”として登場し、壮絶かつ感動の物語をスタジオで語った。
サッカーに打ち込みたくて入学した全寮制の高校にサッカー部がなかっただけでなく、そこは全国の名だたるトップヤンキーたちを集めて更生させるような学校だったことを知り、打ちひしがれる岡野。しかし、一念発起して設立したヤンキーだらけのサッカー部が、みるみる変貌を遂げ、県内有数の強豪チームへと成長していくサクセスストーリーは、大きな感動と反響を呼んだ。
そんな感動の物語がドラマとして、9月21日、28日(両日とも金曜)の2週にわたって放送決定。島根県にある全寮制の高校を舞台に、岡野と彼を取り巻くヤンキーたちによる、リアル『ROOKIES』すぎる涙と爆笑の物語が、鈴木おさむの脚本によって生まれ変わる。
“バラエティー番組発のドラマ”という斬新な試みとなる『激アツ!! ヤンキーサッカー部』。本作で主人公・岡野を演じるのは、近年数々の話題作に出演中の人気若手俳優・竜星涼。モデルとしても注目を集め続けている竜星が、熱き野人・岡野をダイナミックに演じる。
今回、岡野を演じることに竜星は「実在する方のお話をやらせていただけるというのはなかなかないことですし、その中でも岡野さんの役をできるというのはすごく嬉しいです」と感激の様子。自身もサッカー経験があり、「撮影中にもボールを蹴っていられるのが楽しかった」とコメント。また、実話を基にしたフィクションドラマということについても「斬新だけども、その分新しい試み。すごく熱くて、青春を味わっているような気分になれるドラマです!」とアピール。竜星が演じるエモーショナルな岡野の姿は必見だ。
■岡野を取り巻くヤンキーたち&先生に個性豊かな俳優陣が集結
岡野を取り巻く同じ高校のヤンキーたちも個性豊かな面々が顔をそろえる。岡野の2つ上の先輩でテコンドーの日本チャンピオン、蹴りが得意なヤンキー・イシ役を浅香航大、岡野の同級生で共にサッカー部を設立する盟友・トガ役を矢野聖人が演じる。
さらに頭突きが得意な施設育ちのヤンキー・マサ役には稲葉友、格闘ドッジボールが得意でゴールキーパーを担うことになるヤンキー・武蔵役を山本涼介が演じる。続いて威嚇が得意なヤンキー・ホソ役に平埜生成、逃げ足が速いヤンキー・ウエ役を演じるのは堀家一希だ。
そのほか、岡野の担任でサッカー部の顧問も務めることになる剛田役には勝村政信、高校の理事長で岡野にサッカー部の設立を許可する鉄山役には小野武彦が決定。ベテラン俳優陣が脇を固める。
フレッシュなイケメン俳優とベテラン俳優陣たちが、どんな熱い物語を紡ぎ出してくれるのか、期待が高まる。
【岡野雅行コメント】
“激レアさんを連れてきた。”に出演させて頂いた際は私自身が本当に楽しくて、放送後にはたくさんの方から面白かったと連絡も頂きました。
最初にドラマ化のお話を聞いた際は、冗談かと思いましたし、脚本が鈴木おさむさん、私の役が竜星涼さんと聞いたときは話が大きくなりすぎて、心配になりました(笑)
フィクションの部分もありますが、基本的には私の実体験がもとになっています。今になれば、大変な経験をしたと思いますがあの高校に行ったからこそ、人生は自分の力で切り開くことを学びましたし、その後、サッカー選手として経験した困難も乗り越えることができたと思います。
このドラマを見た方が、野人みたいに諦めずに頑張ればその先に良いことがあるのかもしれないな、と思ってくださったら嬉しいです。
《出演者コメント》
【岡野役・竜星涼 コメント】
実在する方のお話を演じさせていただけるということはなかなかないことだと思いますし、その中でも岡野さんの役を演じられることがすごく嬉しいです! みなさんが抱いている岡野さんのイメージはそれぞれあると思います。外見を意識するというよりは、台本を読んで得た人物像を大事にしながらキャラクターを作っていきました。フィクションではありつつも、実話をもとにしているのですごくリアルな部分もあり、時代設定は少し前ですが、見ているみなさんにも楽しんでいただけると思います。僕自身も台本を読んですごく面白くて、ワクワクしました。ドラマで描かれている“ヤンキー”の部分が、デフォルメされていて本当に面白いんです。初日から浅香航大くん演じるイシがチェーンを振り回してて爆笑してしまいました(笑)。
バラエティー番組で放送されたものがドラマになるという斬新な企画で、新しくて面白い試みになっていると思いますので、楽しみにしていただきたいです。すごく熱くて、青春を味わっているような気分になれるドラマになっているはずです。僕自身も大好きなサッカーができて、久々にずっとボールを蹴っていられることがとても嬉しかったですし、共演者のみなさんとも部活みたいな雰囲気でずっと一緒にいられて、本当に楽しい時間でした!
【イシ役・浅香航大 コメント】
本当にこの物語は“ドラマ性”が凄すぎます!鈴木おさむさんが脚本を書かれているのですが、鈴木おさむさんの脚本って読んでいて想像力を掻き立てられて面白いんです。今回は登場人物のキャラクターも個性的。すごく際立ったキャラクターでコメディ要素も多いですが、単なるコメディだと思わずしっかりと実在する人物として作り上げていく事を心掛けました。
僕、ちょうど『激レアさんを連れてきた。』の岡野さんの回、見ていたんです。その時はまさか自分がチェーンを振り回す役をやるとは思っていませんでした!(笑)
今では数少ない熱苦しさ満載のどストレートで激レアな青春物を、お楽しみください!
【トガ役・矢野聖人 コメント】
『ヤンキーサッカー部』というタイトルだったのでヤンキーの役かと思っていたら僕だけ違いました(笑)。27歳でもまだ高校生の役ができるんだなとびっくりでしたが、勢いのある同年代の俳優さんたちとご一緒できるのもすごく刺激になりました。
ヤンキーばかりの中で、いい対比になるような役になれればいいなと思います。
【マサ役・稲葉友 コメント】
このドラマには笑える要素が多いんです。ウソみたいな本当の話をドラマにする、という作業は珍しく、この時代のやんちゃな人たちを演じるという機会も貴重なので、とても楽しんでやらせていただきました。あの太さの学ランは僕らの世代ではなかったし、短ラン・長ランっていうのもどこか遠い世界のものだったので、とても新鮮な気持ちで演じられました。
マサはケンカのときは常に頭突きで人を倒していくというとんでもないキャラなのですが、台本を読んでいる中で彼の可愛さも感じられたので、そこを大事に演じていきたいと思いました。
【武蔵役・山本涼介 コメント】
台本を読んで、この時代の人たちのやんちゃさは、今よりも上手だったんだな…と思いました(笑)。イシのチェーンもそうですし、僕が演じる武蔵がやるタイマン(格闘)ドッジボールも…。でも、“ヤンキーたち”が一生懸命知恵を絞って、時間の潰し方を編み出している姿は、純粋で憎めないんですよね。僕自身、学生時代はサッカーでゴールキーパーを任されていたので、その経験を活かしたいです!ただ、ヤンキーもタイマンドッジボールも残りのすべてが経験のないことなので(笑)、監督と相談しながら、愛すべき武蔵役を作っていけたらと思います。
【ホソ役・平埜生成 コメント】
まさに「青春真っ盛り!」という台本だったので、ページをめくるたびに、どこかに置いてきた青春を取り戻すような気持ちで読んでいました。僕はもともとサッカーだけでなくスポーツ自体からもかけ離れた人生を送ってきていたので、ドラマに入るにあたってまずはボールとお友達になることから始めなくては、と思いました(笑)。
竜星くんの座長としての存在感やチームのまとめ方は、まさに“岡野”そのもので、役と本人が一致して見えていました。彼のおかげですごく現場が団結していたと思います。男ばかりの熱くてストイックな現場でしたが、間違いなく面白い作品になると思いますので楽しみにしていてください!
【ウエ役・堀家一希 コメント】
『激アツ!! ヤンキーサッカー部』は熱くてとてもいいストーリーなので、是非みなさんに見ていただきたいです。僕が演じるウエは逃げ足が早いんです。だからヤンキーではあるけど、そんなに強くなくてもいいのかなと思っています。強い部分とちょっと面白い部分と、融合させていけたらいいお芝居ができるのかなと思いながら演じました。
■AbemaTVでも特別版「激アツ!!ヤンキーサッカー部」の独占放送
“バラエティー番組発のドラマ”という斬新な試みならではの取り組みとして、AbemaTV限定で「特別編」の独占放送も決定。地上波版では放送されない、野人岡野が高校で味わった衝撃の屈辱シーンや、感動クランクアップ秘蔵映像などが楽しめる。
このAbemaTV特別編は、地上波放送直後の9月23日、30日(両日とも日曜)の2週にわたって放送。ドラマと合わせて、ネタ元になった伝説の「激レアさんを連れてきた。」岡野雅行放送回を、“地上波未放送部分”も含めた蔵出しスペシャル版&ハイブリッド編成で堪能できる。
■『激アツ!! ヤンキーサッカー部』あらすじ
親戚のおじさんに勧められ、島根県にある全寮制の高校・松王高校に進学することを決意した岡野(竜星涼)。全寮制という環境の中で、思う存分サッカーに打ち込みたいと情熱を持って入学するも、松王高校にはサッカー部がないことがわかる。絶望感に打ちひしがれる岡野に、追い打ちをかけるように、次々判明する新事実――なんと松王高校の生徒の過半数はヤンキーで、この高校は彼らを更生させることを目的とする場所だったのだ!「食事の間は私語厳禁」「寮の風呂は先輩優先。1年生の入浴時間は3分」「1時間立ち続けて精神を鍛える“不動”」など、とんでもない決まりごとだらけの寮生活に加え、校内ではチェーンを振り回す怖い先輩・イシ(浅香航大)からの洗礼を受ける日々。岡野はそんな学校生活に耐えきれず、高校を辞めようかと考えはじめる。
そんな矢先、岡野は校内でひとりサッカーボールを蹴るトガ(矢野聖人)と出会う。サッカー部を作ろうと決心したふたりは、理事長の鉄山(小野武彦)に直談判し、「かならず全国大会に行く」という約束のもと、見事許可を取り付ける。
岡野とトガの必死の勧誘により、マサ(稲葉友)、ホソ(平埜生成)、ウエ(堀家一希)という3人のヤンキーたちが入部。さらにイシも加わり、顧問には剛田(勝村政信)が就任し、なんとか11人揃った新生・松王高校サッカー部が誕生する。
しかしどんなにケンカは上手くても、サッカーなどやったこともないヤンキーたちは、ルールはおろかボールの蹴り方すら知らなかった! 超初歩的なことから教えなくてはならない現実にも、サッカーができる喜びでいっぱいの岡野。しかし、迎えた初めての対外試合、思いもかけないことが岡野を襲うことになる……!
やがて格闘ドッジボールを得意とする武蔵(山本涼介)もゴールキーパーとして加わり、そこから始まる松王高校の驚くべきサクセスストーリー。いったい彼らの未来には、どんな感動の結末が待ち受けているのか……!?