「時効警察」シリーズの三木聡が監督・脚本を務める映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』が10月12日に全国公開される。それに先立つ8月22日には東京・有楽町のよみうりホールで完成披露試写会が行われ、主演の阿部サダヲ、共演の吉岡里帆、千葉雄大、ふせえり、松尾スズキ、そして三木聡監督が参加した。
![阿部サダヲ、映画撮影で死にかける「降ってくる雨に溺れて…」](https://times-abema.ismcdn.jp/mwimgs/e/1/724w/img_e1eb529b805ecf892b07de7335932cb5172920.jpg)
同作は4オクターブの音域とすべての人を虜にする声量をもつ一方、“声帯ドーピング”というオキテ破りの秘密を抱えるロックスター・シン(阿部サダヲ)が、異様に声が小さく何事にも逃げ腰なストリートミュージシャン・ふうか(吉岡里帆)と出会ったことから奇跡を起こしていく姿をハイテンションに描くロック・コメディ。
三木組参加を熱望していたというシン役の阿部は「三木ワールドに溶け込めるかどうか緊張したけれど、初日にいきなり溺れて死にかけました。この現場は自分で自分の命を守らなければいけないんだと気づいてから、自分の命優先でやりました」と衝撃告白。それは大量の雨が降る中で口を開けなければいけないシーンで「降ってくる雨に溺れて死にそうになったのは初めての経験」と苦笑い報告。死にそうになったのはこれが初めてではなく「撮影前に石膏で自分の型を取る時も『口を開けていて』と言われて、そこでも死にそうになった」と“口”にまつわる撮影秘話を暴露した。
![阿部サダヲ、映画撮影で死にかける「降ってくる雨に溺れて…」](https://times-abema.ismcdn.jp/mwimgs/3/4/724w/img_349af6ffdad25b88558469bb2b39ccdb210689.jpg)
ふうか役の吉岡も“口”繋がりで「私も口でいうと、小型カメラを持ったカメラマンが全速力で走ってきて、それを私が口を開けて待つという大変な撮影があった」と振り返り「特殊な撮影が多くて、それを皆さんと一緒に過ごしたからこそ今の強さがある」と三木ワールドのブッ飛んだ現場を明らかにした。
![阿部サダヲ、映画撮影で死にかける「降ってくる雨に溺れて…」](https://times-abema.ismcdn.jp/mwimgs/9/e/724w/img_9ed5bd11d8cc4d55af728a949a86562f164790.jpg)
レコード会社でシンを担当する坂口役の千葉も「僕は口ではないけれど、撮影の2日後くらいにずっとピザの臭いがするなと思って鼻をかんだら、チーズが出てきた」としれっと驚きのエピソード披露。しかし三木ワールドを体感し終えたキャスト陣は冷静で、阿部からは「2日で取れたんだぁ。もう少し待って発酵していればねぇ」と残念がられていた。
![阿部サダヲ、映画撮影で死にかける「降ってくる雨に溺れて…」](https://times-abema.ismcdn.jp/mwimgs/d/b/724w/img_db4f1ae0ca84262d6287012489b58d92165926.jpg)
デビルおばさん役のふせは「松尾君とは若い頃から色々とやったよね。盆踊りの営業とか、少年刑務所の慰問とか」と懐かしむも、当の松尾は「それはやってないし、行ってない!そんなにボケる人だっけ!?」とツッコミ。デビルおばさんの夫・ザッパおじさん役の松尾は、小劇場出身の吉岡に対して「小劇場にこんな可愛い人はいない!吉岡さんのお陰で劇団にもこんな綺麗な人がいるんだという夢をもらった」と喜んでいた。
![阿部サダヲ、映画撮影で死にかける「降ってくる雨に溺れて…」](https://times-abema.ismcdn.jp/mwimgs/c/6/724w/img_c660ca0c04406175d9669827a9aa9c01144567.jpg)
![阿部サダヲ、映画撮影で死にかける「降ってくる雨に溺れて…」](https://times-abema.ismcdn.jp/mwimgs/6/7/724w/img_67229b856c9e77b96cd953ca99e217241454602.jpg)
(c)2018「音量を上げろタコ!」製作委員会