
「近年では、小説原作の映画が少なくなってきているように思います。アニメ・漫画の実写化をダメだとは思いませんが明らかにこれは無理やろというのも実写化にするのはどうかと思います。」
30日放送のAbemaTV『橋下徹の即リプ!』に寄せられた質問に、漫画家の江川達也氏が回答。「昔は"漫画はよくわからない"という人もいたけれど、最近は実写化が上手いなと思う監督も増えてきた。若い人の喋り方が漫画のようになってきているので、役者さんのセリフの違和感も減ってきたと思う。"これは実写化できないな"と思いながら描くときもあるけれど、実は『東京大学物語』は実写化を狙って、映像にしやすいように描いた。『まじかる タルるートくん』も、"おもちゃにして"…と考えてた」と明かした。
さらに江川氏は「テレビアニメ化されると、一回の放映権料は大したことないけど、おもちゃになったりゲームになったりするとすごい。タルるートくんだけでピーク時は商品化権だけで年間1億くらい入ってましたから。そういうのがずっと続いてる漫画家さんはバンバンお金が入ってる。でも、実写化は1話10万円くらい。それをきっかけに原作が売れればいいんだけど、ドラマの放送が終わっちゃうと原作の売れ行きも下がっちゃうんだよね。あと、日本はワールドワイドを意識してないから、そこが変わればいいと思う」と指摘した。

橋下氏は「日本は世界に比べて著作権料が安い。著作権者は権利を高めるために一致団結して訴えないと、職業そのものへの夢がなくなってしまう。僕は実写から入っていた漫画も多い。『デスノート』とか『暗殺教室』とか。『変態仮面』もむちゃくちゃ好きだった(笑)」と話し、「日本の歴史や世界の歴史も漫画から入って、本で掘り下げていった。教科書だって、もっと漫画を使えばいいと思う」と話していた。(AbemaTV/『橋下徹の即リプ!』より)



