竜王戦挑戦者決定三番勝負の最終第3局が9月6日に行われ、広瀬章人八段(31)が深浦康市九段(46)を91手で下し、三番勝負を2勝1敗の成績で、羽生善治竜王(47)への挑戦権を獲得した。広瀬八段の竜王挑戦は初。
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第1局を落とした後の第2局を231手の大熱戦で制していた広瀬八段は、決定局となった第3局では中盤以降に優勢を築くと、深浦九段の粘りに冷静に対処。熱戦を制した。例年10月に行われる竜王戦七番勝負で、タイトルを持つ羽生竜王は、タイトル通算100期の大記録を達成するかという、注目の番勝負となる。
対局後、広瀬八段は「(挑戦は)まだ決まったばかりで実感はあまりないんですけど、せっかくの機会なので、一生懸命指したいと思います。羽生さんは(タイトル100期の)記録もかかっていますし、私自身もタイトル戦は久しぶりなので、雰囲気に飲まれないようにしたいと思います」と語った。
なお広瀬八段と羽生竜王の対戦は、過去に22局あり、羽生竜王の15勝7敗。ただ8月30日に行われた対局では、広瀬八段が勝っている。
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