15日、家族に看取られながら75歳の生涯に幕を下ろした女優の樹木希林さん。がんが全身に転移していることを告白してから5年後のことだった。また、18日には格闘家の山本"KID"徳郁さんが41歳の若さで死去したことが発表された。山本さんは先月、自身のInstagramを通じ、がん闘病中であることを報告したばかりだった。
1981年以降、日本人の死亡原因の第1位である、がん。結婚、出産、仕事など、未来ある若い世代にも降りかかる可能性も少なくない。今年5月、国立がん研究センターが発表した推計によると、15歳~39歳のAYA(Adolescent and Young Adult)世代でがんだと診断される人は年間2万人を超えており、年代別に見てみると、15~19歳が約900人、20歳代が約4200人、30歳代が約1万6300人となっている。