9月23日、MMA(総合格闘技)の老舗である修斗の後楽園ホール大会が開催された。

MMAの世界的潮流に合わせ、近年はケージで試合が行われている修斗。この日のメインには、「リング時代」から活躍してベテラン、リオン武が出場している。
元フェザー級世界チャンピオンのリオンは、同級の現・環太平洋王者にして世界ランキング1位のTOMAと対戦。4連勝中であり、今年5月に2年ぶりの復帰戦を行なったリオンにとっては試練のマッチメイクだ(前回は世界王者の斉藤裕に敗戦)。
序盤は間合いを取り合う展開となったが、1ラウンド後半にリオンがテイクダウンに成功。2ラウンドも両者とも慎重に試合を進めながら、テイクダウンとパウンドで優位に立ったのはリオン。
3ラウンド、TOMAのヒザ蹴りを食らったリオンだが追撃は許さず、足関節技もディフェンス。最終的にマウントポジションまで持ち込み、パウンドを打ち込んだリオンが優位のまま試合を終え、判定3-0で勝利を収めた。2年ぶり、38歳での勝ち星だ。
打撃のイメージが強いリオンだが、今回はテイクダウンを有効に使っての勝利。ベテランながら成長しているところを見せた。実はリオンはこの試合に向け、KRAZY BEEで練習してきたという。KRAZY BEEは、18日に亡くなった山本KID徳郁のジムだ。
リオンによれば、テイクダウンは練習の成果。「KRAZY BEEを作ったKIDさんに、強くなって恩返しがしたい」と試合後のリオンは語っている。修斗はKIDがプロデビューした場でもあり、まさにメモリアルな試合となった。
また今大会では、強豪ひしめくバンタム級の試合も数多く組まれていた。
元環太平洋王者の根津優太は平川智也に判定勝ち。前回、その根津に敗れている魚井フルスイングはフェザー級の元環太平洋王者・土屋大喜を得意のパンチでKOしている。
さらにこの日は、RIZIN参戦経験もある元環太平洋王者・石橋佳大が復帰戦。フィリピンのドレックス・ザンボアンガに判定勝利をもぎ取った。フィニッシュを逃したことで不満げな表情を見せたが、復帰戦での勝利は大きい。
修斗では世界王者として佐藤将光が君臨するバンタム級。他団体も含め一大激戦区であり、RIZINには堀口恭司がいる。これからも見逃せない闘いが続く階級だ。