9月21の記者会見で、RIZIN.13(9月30日、さいたまスーパーアリーナ)の追加対戦カードが発表された。

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(東京ゲームショウでの会見。左から「いいすぽ!」門澤清太チーフプロデューサー、「鉄拳」シリーズチーフプロデューサーの原田勝弘氏、RIZINの榊原信行実行委員長)

この会見が行なわれたのは、東京ゲームショウ内のバンダイナムコエンターテインメントブース。格闘技の会見としては異例の場所で、発表されたのも人気ゲーム「鉄拳7」とのコラボレーションだ。

しかも企画内容は、RIZINのカード、つまり正式な「試合」として「鉄拳7」の対戦を行なうというもの。eスポーツが盛り上がりを見せる中、RIZINが男女MMAキックボクシング、グラップリングに続き正式な「競技種目」としてeスポーツ、「鉄拳7」を採用するという。

今回は日韓3vs3マッチとしての対戦で、日本からはノロマ、ノビ、タケ。の3選手、韓国からはKNEE、QUDANS、CHANELの3選手が参戦。いずれもトップレベルの実力を持つプロのプレイヤーだ。

ゲームのプロモーションで「格闘家が格闘ゲームに挑戦」といった企画ではなく、あくまでプロのゲームプレイヤーがハイレベルな“闘い”を見せるというところがポイント。RIZINの正式な試合として行なわれるだけに、入場や演出なども他の試合と同様。ゲームのプレイヤーたちはeスポーツのアスリートであり“RIZINファイター”という扱いになる。

ゲームの世界からは、すでにサイゲームスが那須川天心をバックアップしており、今回のRIZIN.13でも那須川vs堀口恭司の冠スポンサーになっている。

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(対戦のキービジュアルはゲームのキャラ・カズヤがRIZINのオープンフィンガーグローブをつけた姿)

それに加えて「鉄拳7」とのコラボ。格闘技、ゲーム両業界の新たなファン層拡大への熱意が合致したというところか。「鉄拳」という世界的人気シリーズと組む効果は、RIZINにとって相当に大きい。

おそらくRIZINのファンは、ゲームに親しんでいる層とまったくピンとこない層に分かれるのではないか。RIZINの榊原信行実行委員長も「まずはファンの反応を見ながら」という。

ただし、RIZINは「ライブショーを面白く見せる」ノウハウに関しては絶対の自信を持っているとも。eスポーツというジャンルがRIZINの舞台でどんな光り方をするのかも楽しみだ。選手のドラマ、人間性に迫る“煽りV”などでも、試合を盛り上げていくという。またRIZINを中継するフジテレビのeスポーツ番組「いいすぽ!」でも試合の模様が放送される。

このコラボがどんな熱を生み出すか。格闘技ファン、ゲームファンそれぞれの反応がどうなるか。初の試みだけに興味深い。

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