9月30日に行われるDUARIG Fリーグ2018/2019 ディビジョン1第15節は、今シーズンを占う頂上決戦となる。ここまで無敗で首位を独走する名古屋オーシャンズと、勝ち点11差で追いかける2位のペスカドーラ町田が武田テバオーシャンアリーナで今季2度目の対戦を迎える。
名古屋独走か、町田が反撃の狼煙か
首位に立つ名古屋は、開幕から7連勝で定位置をキープすると、第8節のFリーグ選抜戦では引き分けに終わり連勝はストップ。しかしその後5連勝を達成するなど、ここまでの14試合で13勝1分けと圧倒的な成績を残している。
また、強力外国人選手たちは今シーズンも好調。ヴァルチーニョが13得点、ぺピータは12得点、ルイジーニョは10得点とすでに2桁得点をマークし、チームとしても82得点はリーグ最多。一方、守備陣も篠田龍馬と関口優志の豪華ゴレイロ陣を中心に21失点でリーグ最少となるなど、内容面でも盤石の戦いぶりを見せる。
この圧倒的強さは、ポルトガル代表FPリカルジーニョを擁してFリーグ史上初となった無敗優勝を達成した2012-13シーズンに勝るとも劣らない。24勝3分けの成績を残した当時を超えるためにも、今回の町田戦で目指すは勝利のみ。
その町田との今シーズン最初の対戦では8-4で快勝した。しかしこの試合では前半に3失点を喫しており、名古屋が3点をリードされた試合はこれが今シーズン初。その対戦を踏まえ、今回の対戦では王者はどのような戦いを見せてくれるのだろうか。
一方、大型補強をして初のリーグ制覇に挑む町田は、名古屋とは対照的に開幕から苦しい戦いを強いられてきた。開幕から2連勝を飾りながらも引き分け2つを挟み第5節ではFリーグ選抜にまさかの敗戦。そして迎えた名古屋との今季初対戦では3点のリードを得ながらも勝ちきれず。名古屋の背中は遠くなってしまった。
ところがその惨敗が町田を変えた。ここ8試合で7勝1敗と大きく勝ち点を伸ばし2位に浮上。ケガによりシーズン序盤は戦列を離れていたGKピレス・イゴールが復調し、エースである森岡薫もキャプテン降板を機にパフォーマンスをあげている。
逆転での優勝を目指す上では、最後のチャンスといっても過言ではない。前回の対戦とは違う町田が、名古屋に今シーズン初の土をつけるのか。注目の一戦は30日、15時に幕をあける。
文・川嶋正隆(SAL編集部)
(C)AbemaTV
AbemaTVでは9月30日(日)に行われる第15節の「名古屋オーシャンズvsペスカドーラ町田」を生中継でお届けします。