
10月3日、AbemaTVのバナナマン日村勇紀の冠番組『日村がゆく』にて『高校生フォークソングGP』の2ndシーズンが開幕した。
同企画は、高校生たちが己のプライドをかけてオリジナルフォークソングで対決するというもので、天才シンガーソングライターの崎山蒼志くんを発掘した大人気コーナーだ。
今回は4組の高校生が登場。中でも審査員たちをうならせたのは、エントリーナンバー3番の熊本県出身の勇征(ゆうせい)くん(18)だった。勇征くんは、憧れのミュージシャンは『酒と泪と男と女』で知られる河島英五という渋いセンスの持ち主で、なんと今年ギターを始めたばかりという男子。

登場シーンでは、ちょっとつまずいてしまうという可愛らしい一面を見せた勇征くん。日村が「河島英五さんが好きっていう、俺たち世代の。女子高生の皆さんは知らないよね。どうしてかな?て思う」と質問すると「気持ちを伝える歌詞が好きでして」とのこと。勇征くんは、自身の気持ちを伝えるべく、東京のテレビで可愛い女の子が映るたびに思うことを曲にしたという『理想的幻想』を披露した。

「理想を高くしたら死にたくなっちゃった。理想を低くしたらやせ我慢が増えた」から始まった勇征くんの楽曲。その後も「なぜか最近ストレス」「テレビの前のあの女優の微笑みが私を画面に手招きしているようだ」「理想を高くしたらあの人が週刊誌にイケメンと写っていた」「理想を高くしたらため息がたまりだす」「理想を低くしたら離婚届を書かされた」など、高校生とは思えない歌詞が飛び出した。

勇征くんが歌い終わるとスタジオは騒然。日村は開口一番「すごい、ちょっと」と述べたあと、言葉が詰まってしまった様子。審査員として出演していたスカートの澤部渡は「ストリートの音楽ですね。本当に素晴らしいので。フォークソングのいいところは技術を低めに設定できるところなんですよ。その極端な例。でもある種これは文学だと思うんですよ。そういう目線のものを、破綻した技術の上で成り立たせたことがめちゃくちゃ好きです」と絶賛。

同じく審査員のサイトウ“JxJx”ジュンは「僕はめちゃくちゃヒリヒリしながら聴いていました。ちょっと怖いくらい。いい意味で。トータルでピリピリくる」と感想を述べた。さらに澤部は「たたずまいもトータルで完成度が高い」と全体的な芸術性を評価した。『日村がゆく』はAbemaビデオにて配信中。

⇒【見逃し配信】崎山蒼志を超えろ!高校生フォークソングGP!2ndシーズン開幕!日村がゆく#70
(C)AbemaTV
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