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 9月23日に放送されたAbemaTVの『千原ジュニアのキング・オブ・ディベート』で、文筆家の古谷経衡氏は「政治家はカタカナ言葉を使うな!」と主張した。

 「別に正しい日本語を使えとか、文法を正しくしろとか言うつもりは毛頭ありません。なんでカタカナ言葉・横文字がダメかというと、こうした言葉を多用することによって、物事の本質とか問題が隠れちゃうんですよ。意味がぼやけて訳が分からなくなっちゃう」。

 具体例として古谷氏は「"レガシー"って最近言いますよね。何なのかっていうと"遺産"ですよ。でも、"レガシー相続"とは言わない。"遺産相続"でしょ。最初から"遺産"と言いなさいと。経営者が使う言葉にもこういうケースはあります。例えば"イノベーション"って言葉をよく使いますが、意味は"技術革新"ですよ。最初から技術革新がって言えば、誤解は起きないんですよ」とフリップを用いて熱っぽく説明した。

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 作家の乙武洋匡氏は「横文字に変えることで本質が失われるという話でしたけど、日本語から日本語でも同じことって結構あります。例えば障害者の"害"の字を役所ではひらながにする動きがあります。僕は本質と関係ある?って思うんですよ。それによって障害者の抱えている社会課題が解決されているならいいんですけど、全く変わらない中で、ただお茶を濁してるっていうのにイラッとしているんですよね」、元宮崎県知事・元衆議院議員の東国原英夫氏も「特に地方の高齢の方たちは"分からない"ってスルーします。地方に行けば行くほど英語や横文字は不評」とコメント。

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 ジャーナリストの堀潤氏は「わざと分かりにくく使っている部分もあると思う。はっきり日本語で言って、みんなに認識されちゃうと良い悪いが生まれちゃうので、煙幕を張るためにサラッと言っている。だから“議論してもらわなくていい”って意味ですね。会見でこういうカタカナ語を使った政治家に対して記者は突っ込めばいいのに、あえて聞くと自分も馬鹿だと思われるから受け入れちゃうんですよね。それはやめた方がいいですよ」とメディア側の問題点も指摘していた。(AbemaTV/『千原ジュニアのキング・オブ・ディベート』より)


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