きのう、大勢の報道が集まる中、新製品発表会を開いた中国のHUAWEI(ファーウェイ)。今やAppleを追い抜く勢いでシェア拡大を続ける同社のスマホ新機種、最大の売りはAIカメラだ。1億枚に及ぶ画像を学習しており、撮影時に被写体を認識し最適な補正処理を行ってくれる。また、腕に着けられる次世代のウェアラブルデバイスにも注目が集まった。運動中に様々なデータを計測してくれたり、睡眠改善をサポートしてくれたりするといった機能を搭載しながらも、市場想定価格は1万1880円(税抜き)と低価格を実現している。

 このように、世界のメーカーやプラットフォーマーは、"スマホの次"を見据えた最先端デバイスの研究開発を進めている。

■マイクロソフトが取り組む複合現実「MR」

 その一つが、マイクロソフトのメガネ型ワイヤレスコンピューター「HoloLens」だ。声や手の動き、視線を読み取るセンサーが搭載されており、現実世界に3D画像が浮かび上がる、複合現実(MR)だ。例えば「人体」と検索して出てきたアプリをタップすると、人体が眼前に浮かび上がり、自分の頭を突っ込んでみると、心臓や動脈、背骨など、体内を覗くことができた。デバイスには欠かせないゲーム分野のソフト開発も目指しており、MRと組み合わせることで宝探しゲームやお化けが出てくる肝試しなど、楽しみは無限大に広がる。

 日本マイクロソフトの上田欣典氏は「PCやスマホの代わりにHoloLensを使ってインターネットを見る時代がもうすぐ来る。もう少し小型化されれば、外での装着も可能になる。早ければ2~3年後には普及してくると考えている」と話した。

■肌や目にセンサーを埋め込む時代に

 東京大学大学院工学系研究科の渋谷研究室と大日本印刷株式会社が共同開発を進める「スキンディスプレイ」は、シールに内蔵されたセンサーが心拍を読み取り、その波形を動画で表示させることのできる技術だ。開発者の一人、染谷隆夫教授によれば、この技術がさらに進めば"肌に貼れるスマホ"を作ることも可能だという。「フルカラー化や高精細化などを着々と進めていく予定だ。そうすることで、より多くの情報を表示させることができ、逆に読み取ることもできるようになると思う」。

 眼科医療機器メーカーの株式会社ユニバーサルビューは、「スマートコンタクトレンズ」の2024年の試作品発表を目指す。すでにスマートフォンの電気信号をコンタクトレンズに送る技術を確立しているといい、MRの世界をコンタクトレンズの中で実現させることを見据える。開発担当の高木裕氏は「画面やカメラなど、スマートフォンデバイスから色んな機能を奪っていくものだと思う」と語る。

■「電脳化」実現で変わる人間の生活

 「これが見たい!この情報が欲しい!」と考えると、それが目の前に現れる。ネットを脳に直接接続する"電脳化"によって、アニメ『攻殻機動隊』の世界が現実になる日はそう遠くないのかもしれない。既にアメリカでは電脳化の研究の一環で人間の脳に直接電極を埋め込んで脳波を読み取ってロボットアームやドローンを動かす研究が進んでいる。そんな近未来を現実にしたいという人たちが集まってできたのが、アパレルメーカー用に開発された、5万5000カ所の部位を瞬時に測定することができる全身スキャンシステムなどを開発している株式会社Liquidだ。

 代表の久田康弘氏は「生体認証によって、センサーが全ての行動を収集し、最適に活用していく世界を目指している。表示する媒体としてスマートフォンは嫌いではないが、入力するのは面倒くさい。そういった行動が全部なくなっていくのが次の時代なのかなと思う」と話す。「何かをしながら情報を見るというのが当たり前になる。例えば母親がメガネを掛けて冷蔵庫を開けると、何が入っているのか瞬時に分かる。さらにそれらの食材でどんなメニューが作れるかが分かり、レシピを見ながら料理ができる。子どもだったら、有名選手のプレーを見ながら練習することができるようになる。バッテリーの小型化・大容量化の研究も進んでいるので、メガネサイズで様々なことを楽しめるようになる日が来る」。

■夏野剛氏「暗記や機械的な計算の学習はやめよう」

 電脳化について、慶応大学特別招聘教授の夏野剛氏は「スマホの先の最終目標は電脳化で、その中間にあるのがウェアラブルデバイスだ。iPadやiPhoneまでは高速回線が届いているが、目と脳の伝送回路は非常に遅いという現状がある。電脳化のデバイスが普及すれば暗記は不要ということになるし、いま私たちが当たり前だと思っていることの意味もなくなってしまう。教育界はそれを見据えて、暗記や機械的な計算の学習はやめた方がよいのではないだろうか」と話す。

 このようなデバイスが普及すれば、どこかで誰かが見た事件現場がすべて映像として記録できるようになるだろう。食感や温度が感じられるデバイスが誕生すれば、日本列島を横断した強烈な台風も簡単に疑似体験できるようになり、防災意識の向上が期待できるかもしれない。一方、メディアが今よりもさらに刺激の強い映像を追求すれば、ニュースが"決定的瞬間"で埋め尽くされてしまうかもしれない。夏野氏は「マスメディア側がデバイスをいかに上手に使っていくかにかかっている。新しいデバイスが出現するからマスメディアの役割が変わるのではなく、新しいデバイスを利用してマスメディアが情報を発信すればメディアの役割を維持することができる」と話していた。(AbemaTV/『AbemaPrimeより』)

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