6日『格闘代理戦争3rdシーズン』(AbemaTV)が放送された。
格闘界のレジェンドたちが次世代を担う選手を発掘する「格闘リアリティ番組」。第3弾では「総合格闘技/女子」を舞台に、ファイターたちがトーナメントの頂点を目指す。優勝者には賞金300万円と、「ONE Championship」とのプロ契約の権利が与えられる。
山本“KID”徳郁主宰の<KRAZY BEE>に突如呼び出された番組スタッフ、そこに待ち受けていたのは<KRAZY BEE>に所属する11人の最強ファイターたちだった。
1st、2ndシーズンと『格闘代理戦争』に参戦してきたKIDは9月に他界。しかし朴光哲が「『格闘代理戦争』といえばウチなので」と切り出すと、矢地祐介も「間違いなく参戦決定です」と明言し、ここに<KRAZY BEE>の緊急参戦が決定した。
「(KIDに)恩返ししたいですよね、勝って」と語る朴。矢地も「KIDさん、若手を育成したいという気持ちがあったので、間違いなく参戦してた」と、KIDの意志を継ぐため<KRAZY BEE>が一丸となり優勝を狙うという。
朴らに呼ばれて登場した“KIDイズム”の継承者であるaiは、レスリングでインターハイとインカレの優勝歴を持ち、世界学生選手権で3位になったこともあるレスリングエリート。現在は<KRAZY BEE>でキッズレスリングのコーチを務めている。
矢地は「レスリングの下地がしっかりしてるんで、うまく総合格闘技にマッチさせていけば」と育成計画を明かす。aiの最大の武器である世界レベルの“高速タックル”を駆使したグラウンドに、<KRAZY BEE>のカラーでもある攻撃的な打撃を融合し、最強のファイターを作り上げるという。
『格闘代理戦争』では、1st、2ndシーズンと惜しくも優勝を逃してきた<KRAZY BEE>だが、3rdシーズンについて矢地は「勝負に徹してクレバーに勝ちにいく」と、“魅せる戦い”をあえて封印すると宣言。朴は「優勝してみんな元気になってやっていきたい」と勝ちにこだわる理由を語る。
KIDは闘病中に、aiの『格闘代理戦争』参戦を知り、とても喜んでいたという。病床にいたKIDからアドバイスをもらったというaiは「徳さんのために優勝したい」と闘志を燃やしていた。