10月に入り、インフルエンザの予防接種が本格化している。すでに各地で患者が急増しており、学級閉鎖数(9月)は、過去最多の患者数が報告された昨シーズンと同数の58校に上っている。
 そんな中、今年に入って登場した抗インフルエンザウイルス剤「ゾフルーザ」(一般名「バロキサビル マルボキシル」)が注目を集めている。日本の製薬会社である塩野義製薬が開発した新薬で、1回の服用で済むことから、1日2回・5日間の服用が必要な「タミフル」など従来の薬以上の利便性の高さが期待を集めている。