白石和彌監督、師匠・若松孝二監督を描いた意欲作公開で「若松プロの映画は“カメラを止める”という選択肢はハナからない!」 2019/03/15 09:37 拡大する 13日、東京・テアトル新宿にて映画『止められるか、俺たちを』の初日舞台挨拶が行われ、同作のメガホンをとった白石和彌監督が、俳優の井浦新、山本浩司、岡部尚、大西信満、タモト清嵐、伊島空、外山将平、藤原季節、上川周作、中澤梓佐、柴田鷹雄、高岡蒼佑、脚本家の井上淳一と登壇。同作にかける熱い思いを語った。 2012年の若松孝二監督逝去から6年がたった今、白石監督が本作で描いたのは、1969年の若松プロダクションを舞台に命懸けで映画を作っていた若者たちの青春群像劇。権力に媚びない反骨精神の塊である若松監督が代表を務めた映画プロダクションである若松プロは、性と暴力を正面から取り上げ、過激な作風で「国辱映画」と揶揄されながらも、当時の若者たちを熱狂させるセンセーショナルな作品を次々と発表。同作では若松孝二役を井浦新が、そして主人公・吉積めぐみ役を門脇麦が熱演。白石監督も1995年から若松プロで助監督を務めていたという経歴の持ち主で、今回の映画化も自ら発案した。 続きを読む