10月18日、全国公開中の映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』より、阿部サダヲ&吉岡里帆による一夜限りの特別ライブが行われ、W主題歌のひとつである「体の芯からまだ燃えているんだ」を生歌デュエットで披露した。

アスミック・エース配給・制作にて、『時効警察』シリーズの三木聡が監督・脚本を務める映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』が10月12日より全国公開中。
4オクターブの音域とすべての人を虜にする声量をもつ一方、“声帯ドーピング”というオキテ破りな秘密を抱えるロックスター・シンを演じるのは、映画『舞妓Haaaan!!!』『謝罪の王様』『殿、利息でござる!』の阿部サダヲ。その圧倒的かつフルスロットルな演技を、破天荒なキャラに激烈注入している。
そして、シンとは対照的に異様に声が小さく何事にも逃げ腰なストリートミュージシャン・ふうかを演じるのは、大ブレイク中の吉岡里帆。そのコメディエンヌぶりは、本作でさらにパワーアップ。初挑戦となったギターと歌唱は撮影前、半年間に渡って猛特訓を重ね、並々ならぬ覚悟と気合いでふうかの魅力を最大限に引き出している。
ほかにも千葉雄大、麻生久美子、小峠英二(バイきんぐ)、ふせえり、田中哲司、松尾スズキらクセが強すぎるキャストたちが集結し、“パンチ×毒”全開の超個性派俳優たちがスクリーンで暴れまわる本作の監督・脚本を務めたのは三木聡。『時効警察』シリーズや『俺俺』『インスタント沼』『転々』など、誰にも真似できない独自のコメディセンスを本作でもいかんなく発揮している。また、三木監督は阿部サダヲ、吉岡里帆、千葉雄大とは本作が初タッグとなる。
現在、『時効警察』シリーズの三木聡が原案・監督・脚本を務める映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』が10月12日に全国公開され、ヒット爆走中。そしてその勢いをさらに加速するべく、10月18日、東京の新宿ピカデリーにて一夜限りのライブイベントを実施。主演の阿部サダヲと共演の吉岡里帆が、主題歌「体の芯からまだ燃えているんだ」をサプライズでデュエットした。
4オクターブの音域とすべての人を虜にする声量をもつ一方、“声帯ドーピング”というオキテ破りの秘密を抱えるロックスター・シン(阿部サダヲ)。そんな彼が、異様に声が小さく何事にも逃げ腰なストリートミュージシャン・ふうか(吉岡里帆)と出会ったことから奇跡を起こしていく。主題歌「体の芯からまだ燃えているんだ」は、若年層を中心に人気を集めるシンガーソングライター・あいみょんが、本作のために作詞・作曲して書き下ろした入魂SONGだ。

この日、観客からの「シン&ふうか」コールに迎え入れられる形で登場した阿部と吉岡。緊張気味ながらも阿部と声のチューニングを済ませて歌に入った吉岡だったが、「緊張し過ぎて……もう一回やらせてください!」とテイク2の仕切り直しも、ギターをかき鳴らしての見事な熱唱を聴かせた。

グループ魂のボーカル・破壊としても活躍している阿部は、歌いながら会場を駆け巡る熱狂のパフォーマンスを見せた。スクリーンからシンとふうかが飛び出してきたかのような一夜限りの奇跡のパフォーマンスに、本編上映後の興奮冷めやらぬ観客のテンションは、オールスタンディングで天井知らずのうなぎ登り状態だった。

全力パフォーマンスを終えた阿部は「冒頭1分ですべてを出し切った」と笑わせつつ「リハーサルのほうが良かったという感じ。お客さんがいると、逆になんだかわからなくなった。リードを外されたような犬の気持ちです」と珍しく緊張気味。
歓喜の涙を目に浮かべつつ、客前での人生初歌唱を終えた吉岡も「皆さんが温かく迎え入れてくれたので、何とか歌えました。もうステージに出る前から涙が上がったり下がったり……その繰り返し!」とこちらも大緊張の表情。すると阿部は「登場の際の『シン&ふうか』のあおり?あれはやめてほしかった。それまでは平気だったのに、コールを聞いてから急に緊張が……。やめてほしいなぁ~!」と緊張を観客のせいにして笑わせた。

ギターを弾きながら熱唱した吉岡を、阿部は「映画の撮影前にやっていないギターを練習して、さらにブランクがあるのに、きょうのためにまた練習して。大変だと思った」と労った。吉岡は「こんなに声って震えるんだ!と。あんなに練習したのに……」と目を丸くしつつ、「観客の皆さんには、むしろありがたい気持ち。立ち上がって聴いてくださって、本当にありがとうございます。もうそれしかありません!」と感無量の様子。ハイトーンボイスで歌い切った阿部には「すごいっす、マジ尊敬っす」と改めて最敬礼だった。

最後に阿部は「お客さんの前で歌うとなると緊張したけれど、この映画があったからこそできたこと。こんなにたくさん集まっていただけて良かった」と大役を終えて一気に饒舌に。吉岡は本作のテーマである『やらない理由を見つけるな』を引き合いに出し、「ギターも歌も皆さんの前で披露するのは初めてで、こんなに緊張することがあるんだとビックリしたけれど、やれてよかったと思います。やらないよりはやった方がいい!」と自分に言い聞かせるようにうなずいた。
そして吉岡は、「もし何かやりたいことがあっても一歩踏み込めないような人がいたら……」と呼びかけ、マイクを置いて「このまま終わりじゃもったいない!」と絶叫アドバイス。「みんな大好き~!」と笑顔でこの日のイベントを終えた。

ストーリー
驚異の歌声をもつ世界的ロックスター・シン(阿部サダヲ)と、声が小さすぎるストリートミュージシャン・ふうか(吉岡里帆)。正反対の2人は偶然出会い、ふうかはシンの歌声が“声帯ドーピング”によるものという秘密を知ってしまう。しかも、シンの喉は“声帯ドーピング”のやりすぎで崩壊寸前。やがて、シンの最後の歌声をめぐって、2人は謎の組織から追われるはめに。リミット迫る“声の争奪戦”が今、はじまる。
(C)2018「音量を上げろタコ!」製作委員会
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